やきもの世界で茶碗といえば、抹茶茶碗、です。 ですが、私の家で茶碗と云えば、飯茶碗のことをいいます。 茶室もありませんし、お茶を点てるということもないので、 茶碗と云えば、いきおい飯茶碗となります。 まぁそれに、抹茶碗を買うには手が出ないことが殆どですからねぇ。 私の立場では、おいそれとは買えないです。 それに、抹茶碗はまだまだよく解っていないというのが、一番の理由ですね。 何を買うべきかが、解ってないということですよね。 飯茶碗みたいに、自分の好みで購入して使っていいものとは、 根本的に違いますのでね、だから手が出ないという訳なんです。 では、早速紹介といきましょう。 一つ目は、倉吉の福光焼・河本賢治さん作の飯茶碗。 登窯がある窯元さんで、この茶碗は炭化焼のような燻した感じの茶碗です。 内側には(辰)の文字があります。(抹茶碗で云うところの茶溜まり辺り) 一応、干支に対応してるんですよね。 また、形がちょっと変わっていますね。 ロクロ目がついたように、外形が二段になってます。 白いご飯だけでなく、炊きこみご飯などにも合うかもしれないですね。 二つ目は、温泉津町の森山窯・森山雅夫さんの飯茶碗。 皆さんご存じの通り、あの河井寛次郎さんの最後の内弟子でいらっしゃる森山さん。 河井先生の教えを愚直に守り続けておられます。 この茶碗は、「ザ・民芸」そのものですよね。 タイムスリップしたような感さえありますが、とても引きつけられる茶碗です。 購入したのはだいぶ前なのですが、使うことができずにいます。 本当は、使ってあげたほうがいいんだろうとは思ってるんですが‥‥。 こうしてブログを書いてると、お会いした時の森山さんの飄々とした様が 今でもい蘇ってきますね。 あぁ~また、行きたくなっちゃたなぁ~。
by tano4sou
| 2012-05-06 21:02
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