「臘扇工房」の、本当の意味とは 。


「臘扇工房」と云う、陶芸家さんの工房があります。

「臘扇工房」。
聞き馴れない言葉です。
また、難しい漢字も使われてるし、わかりにくいですね。

「臘扇」の意味は、「12月(臘月)のおうぎ」。
つまり、“役に立たないもの・無用のもの”という意味。

元々は、明治時代の哲学者・仏教者である清沢満之さんが『臘扇記』
という日記の中で、記したものです。


焼き物を作ってらっしゃる作家さんが自分の工房に、上記のような名前を
付けるなんて、おかしくないですか。

「役に立たない工房」ということですよ。
絶対、おかしいですよね。
どうしてこう云う名前を付けられたんだろうと個人的には思ってました。


ところが、本当の意味合いはそんなに単純なモノではなかったんですよね。

清沢満之さんが『臘扇記』と名付けられたのも、ただ単に“役に立たないもの・
無用のもの”として書きつづられたのではなく、自戒の言葉として、
記されてたんですね。

自分への戒めの言葉。
本来の意味合いは、“役に立たないもの・無用のものにならないように”
ということですよね。

とても意味深い言葉です。

c0018051_23511716.jpg

その「臘扇」を工房名にされてるぐらいですから、陶芸家さんの焼き物に対する
姿勢や信条などが垣間見えてきそうです。

変なモノはつくられないでしょうし、安心して使えそうです。

きっと、イイ仕事されるんでしょう。
[PR]
by tano4sou | 2012-10-15 23:58 | 雑感
<< 「臘扇工房」の、つづき。 味わい深い質感のマグカップ。 >>