撥水剤もいろいろと、使い用があるんですね。


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魚の骨を描いた長方皿(色違い)ですが、これは作品ではないんです。
ある陶芸家さんが陶芸材料のサンプルとして作ったモノです。
厳密に云えば、撥水剤のテストとしてつくったモノらしいですね。


撥水剤と云えば、高台の底などに塗られて釉薬が着かないようにする為に、
良く使われますよね。
また、釉薬を塗り分ける際にも使われたりします。

撥水剤の他にも、陶画のりやロウなどで同じ効果を出そうとすることもあります。


今回の長方皿では、地色の部分と骨の部分との間で色を変えていますから、
撥水剤等を用いて、塗り分けをしてるんだろうと考えられますよね。

でも、テストと云うぐらいですから違うんですよ。

この長方皿では、まず骨の部分にあたる釉薬に撥水剤を入れて、
実際に骨の部分を描きます。
そしてその後、地色にあたる釉薬にも別の種類の撥水剤を入れて、
地色の釉薬を長方皿に杓掛けをします。

すると、“あらっ、不思議”それぞれの釉薬が弾いて、写真のように、
色の掛分けができているという訳です。

実際にそうなるのかどうかを、テストしたモノだったんですね、この長方皿は。


“撥水剤でこんな使い方ができるの?”って不思議に思われるでしょうが、
それは無理もありませんね。

この撥水剤は、こういう効果を発揮する特殊な撥水剤なんで、一般的な撥水剤では、
こうはいかないみたいですよ。


しかし色んな商品がでてきますよねぇ~。
この撥水剤があれば、メッチャ表現の幅が拡がりますね。

ちょっと使いかたは面倒臭そうですけど、使いようによっては、
面白い表現ができそうですよ。

昔の人が知ったら、羨ましがるんじゃないですかね。
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by tano4sou | 2012-10-23 23:45 | 道具・材料は大事
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