「備前焼 桃山から現代へ―」 開催中。


島根県安来市の「加納美術館」では、7月より12月24日まで、
『備前焼 桃山から現代へ― 金重陶陽と安倍安人』展を開催しています。

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備前焼“中興の祖”である金重陶陽の作品とメトロポリタン美術館にも収蔵される
安倍安人の作品が、展示されています。

片や細工物の香炉、片や彩色備前。

金重陶陽の細工物は、ホントに繊細で鳥や動物のディテールにもこだわって
作られていますし、茶碗等は美しいフォルムをしていて存在感に溢れています。

また安倍安人の作品は、彩色備前に見られるようにド派手な印象を受けますが、
実際その作品と対峙すると、意外なほど落ち着いた印象を与えてくれます。

作品のテイストは全く違うんですが、意外にも同じような印象を与えてくれることが
ありました。

それは、どちらも 「品がある」 ということ。

細工の技術をひけらかすのでもなく、ただ派手な色を使ってるのでもない。
作品が、すぅっと心に入ってくるんですね。

なかなかそういう作品にお目にかかることはできませんし、特に、
安倍安人の作品は一度現物を見てみたいと思っていましたので、
見ることができて とても良かったです。


この加納美術館は、有名な足立美術館から中国山地に向かって車で10分ほど
の場所にあり、周りは田んぼや山に囲まれた田舎の山間地にある美術館です。
規模も大きくありませんし、収蔵点数も少ないかもしれません。

でも、こと備前焼に関しては、充実した美術館と云えると思います。

まだ会期も一カ月半ほどありますので、是非足を運ばれてみては
いかがでしょう。

「品のある」作品と対峙してみてくださいね。
詳しくは、加納美術館のサイトでご確認ください。

〈 加納美術館 〉 http://www.art-kano.jp/
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by tano4sou | 2012-11-06 22:05 | インフォメーション
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