最近の展覧会で想うこと。



最近、とある展覧会を訪れた時のことです。

良い賞を取られた作品は、年月を掛けてやってきて、だれでもかれでも簡単に
作れるような感じはなくて、“流石だなぁ”“スゴイなぁ”といった感想をもちましたが、
それにひきかえ、“こんな作品が入選してるの?”と思えるような作品があった事には、
とてもビックリしました。

その展覧会は歴史もある、由緒正しい展覧会なのに、
「これはあまりにもひどいなぁ。」と個人的に思ったものでした。

「それはあなたの見る目がない」と云われればそれまでですけども、
なんか「普通」ではない感じがしましたね。


昨今の陶芸界を見渡しても、「?」マークを付けたくなることが多々あります。

例えば、
公募展に出展する作品は伝統工芸展の図録作品から選んで作る、
自らは勉強努力もせず、すぐプロの方々に作り方を聞きまくる、
自分で作品を作らずに知り合いの陶芸家の方に作って焼いてもらった作品を応募する、
アマチュアの身分を隠してプロ方々と同じ土俵で売る、
多くの人が公募展に受かることだけが作陶の目標、意義になってしまっている
などなど、挙げればきりがないくらいです。

先ほど挙げたことは、直接的には展覧会の内容には関係のないことですが、
同じ陶芸界のことですから、どこかで影響を与えていると思いますね。


もうそろそろちゃんと、「良いモノはイイ。」「そうでないものは、より良くする。」
というふうに襟を正してしていかないと、そっぽをむかれてしまうかもしれないですね。

それはやはり、プロの陶芸家の方々や陶芸のキャリアの長い方々が、単に技術の
事だけを教えるのではなく、心構えとか取り組み方など技術以外の事、言いかえれば
“本当の陶芸の面白さ、楽しさ” を教えないといけないと思いますね。

少なくとも先程の展覧会の「金工」や「染織」や「漆芸」や「木竹工」や「七宝」など
の方が、遙にちゃんとしてるように思えますものね。

「陶芸」が一番ルーズで、いい加減な印象を与えてますからね。

遅くなっても今からでも、やらなければいけないですね。



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全円分度器
※ 写真は本文記事とは関係ありません
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by tano4sou | 2012-12-16 22:12 | 雑感
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