カテゴリ:出会った作家作品( 67 )

織部釉による、ドロッピング・スクエアープレート。


このプレートは、いつもはアバンギャルドな作品をよく作られる
“ クレイスタジオ・ゲン ” の三宅玄祐さんの作です。

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オリベ釉を散らした、“スクエアプレート”。
簡単に云っちゃえば、“角皿”ですね。

白いキャンバスに緑色の釉を水滴のように、散らしているだけの、
至ってシンプルなデザイン。

丸い水玉ではなくて、水面にパァーッと拡がる水滴。

その水滴が締まった感じを与えてくれますね。


でも、こういうことを案外発想できないんですよね。

見てしまえば、“あぁ、簡単だ!”“直ぐできるわ!”とか思っちゃうんでしょうけど、
最初に思いつくのは、なかなかどうしてどうして‥‥。


三宅さんは作陶前から、水滴の“ドット”のイメージがあったようです。

そういうところに、無類のセンスを感じてしまいますね。
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by tano4sou | 2013-02-09 22:55 | 出会った作家作品

ラフさ加減がイイ感じを出してる、鉢・皿。


昨日の、“picasso” モドキのお皿を作られた方が、持ってられてました。

陶芸家さんの個展にて購入されたモノと、お聞きしたんですが、どなたの作品かは
はっきりご存じではなかったようでした。

それでも、購入されたわけですから、なにかしらひかれる部分が
あったんでしょうね。

その作品はこちら。

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白とこげ茶の色合い、マーブルっぽい模様など、落ち着いた感じです。

鉢ともお皿とも、どちらでもいけそうですね。

周囲の輪郭に見られるように、カタチは手作りの雰囲気がそのまま出ている
ようだし、全体のベースやラインの模様などを、きっちり作り込まずに、
できるだけ自然な感じを出しているように思えます。

そのラフな感じが、いい雰囲気ですよね。
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by tano4sou | 2013-02-08 22:27 | 出会った作家作品

干支 「巳」 の香合。


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陶芸家の古堅幸雄さんがご贔屓筋に毎年初めに配られている
2013年の干支「巳」の香合です。

白磁器にヘビのような模様を施し、アクセントに赤色をつけて、
締まった感じの香合にされています。


干支の香合ですから、ヘビをモチーフにデザインされたと思うのは自然な考え
なんですが、でも実際はそうではなかったようです。

桐箱に同封されていた栞には、次のように書かれてありました。


干支 香合 福字 巳
「福」の字は、「王義之」の書を参考にデザインしました。
古来、「白蛇」は日本各地で縁起のいい動物として信仰の対象にされ、
山口県岩国市の「白蛇」は、国の天然記念物に指定されています。



元々は、「福」という文字で、その文字とヘビとを融合させて、
写真のように仕上げられたんですね。


しかし、毎年このような香合をいただけるというのは、羨ましいですよね。

こういった作品を揃えて並べたら、きっと、イイ感じなんでしょうね。
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by tano4sou | 2013-02-05 21:38 | 出会った作家作品

まさに、「何だこれは!」ですね。


この作品を見て、皆さんはどう感じられたでしょうか?。

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率直なところ、私も初めてみて、「何、コレ?」って思いました。

直径は50センチ弱、高さも35センチ弱あるビッグサイズで、
割れ目も、模様のうちという感じの焼き物。
ちゃんと蓋もはずせます。

しかし、お皿とかカップとか花器などのように、用途がはっきりしてる
モノではなさそうですね。

一応、モノを入れることはできるようですが、用途としてより、
一種の“表現”として作られたんじゃないかなと思っています。


でもかといって、作品が“ダメだ”とは、全く思わないです。
かえって、「面白いなぁ~。」と思っているぐらいで。

この方が作られる作品を見ると、いつも「生きている・生」ということを
スゴク感じさせてくれるんですね。

今回の作品でも、ある方は「カエルみたいじゃなぁ~」と云われたように、
なんか、生きもののように思えるんですよ。

どこか愛嬌があって、微笑ましくなるんですね。

それでも、「カエル」というのも、角度によっては見えなくはないです。

例えばこんな角度だと、そう思えるかもしれないです。

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作者の方は、脚の部分が「今一歩しっくりこなかった」ようで、全体のバランスが
良くない、との感想をお持ちでしたし、「カエル」をイメ―ジして作られたのかは、
定かではありません。

様々な感じ方をされると云うのは、それはそれで魅力的なことですけどね。


忘れてましたが、この焼き物を作られたのは、陶芸家の香西三樹さんです。

いつも面白い作品を作り続けられますよねぇ~。
実に、楽しいですね。
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by tano4sou | 2013-02-02 20:25 | 出会った作家作品

「招き猫」のパロディ、「まねきおやじ」。



縁起物のひとつに数えられる「招き猫」。

右手を挙げれていれば「お金を招き」、左手を挙げていれば「人を招く」と
言われている "アレ” です。

っていうか、そんな説明無くったって分かってますよね。


で、その「招き猫」をパロッた作品が、これです。
名付けて、「まねきおやじ」。

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これ、正面からだと今イチよく見えませんね。

ぐぐぅ~っと、角度を変えてみるとよく分かります。

じゃぁ、いきますよぉ~。

はぃッ!。

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わっ、目が合った!。

「レレレのおじさん」じゃないけど、脱力感があってビミョウにイイですよね。

作者に似てるのかどうか分かりませんが‥‥‥。


ところで、この「まねきおやじ」って、何を招くんでしょうかねぇ~?。

今度、作者の方に聞いてみよう、っと。





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by tano4sou | 2013-01-25 20:36 | 出会った作家作品

「顔皿」の魅力って“怪しげさ”?!。


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この写真は、昨年末の12月30日に紹介した「クレイスタジオ・ゲン」の
三宅玄祐さんのお皿です。

私が勝手に「顔皿」と呼んでるお皿ですが、製作した時には、写真の作品以外にも
様々な「顔皿」が出来上がっていました。

その後のイベントやら何やらで、何枚も売れたということでしたが、
他のモノもちょっと紹介します。


まず一枚目は、先ほどのお皿と同じような白地ベースのお皿。

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顔の表情が全くもって、オリジナリティーの度が過ぎるくらい、独特です。

「パッと見」だと違和感を感じるかもしれないですけど、これは見慣れてくると、
また違った印象を受けるかもしれないですよね。


それから、もう一枚は黒地ベースのお皿です。

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光の関係でグレーっぽく見えますけど、これは多分“黒”っぽい土じゃないかと
思います。

こちらも顔の表情が、先ほどに負けず劣らず独特だし、顔の回りの色が、
案外映えて見えるのは意外でしたね。


白地と黒地、どちらの「顔皿」も、冒険したうえでの“表現”とは思いますけれど、
どことなく「怪しげな感じ」はしますね。

でも、 その「怪しげさ」が良いんですよね。
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by tano4sou | 2013-01-19 23:57 | 出会った作家作品

ヌケた顔が、教えてくれるね!。


昨年のブログで「とぼけた顔がいいね!」みたいな記事を書いたような書かなかった
ような、あやふやなとこなんですけど、今日もまた、それに近い、ヌケた表情の
焼き物に出合いました。

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どうのこうの云う必要は全くないですよね。
見たまんま、感じたまんまで、オッケーですもんね。

“ヌケた”というのは悪口じゃなくて、“力が抜けてる”“ええ感じ”ということなんでね、
あくまで認めてることには違いないんですよね。

この作品を作られているのは、山口県宇部市の「太古窯家門陶房」の
白石家門さんと貴房さん父子。

もう20数年、30年近く作られているそうです。

持ち主の方は、工房にも何回かお邪魔して「カワイイッー!」と感じて
購入されたようですね。


また、先ほどの作品を見てると、きっと触発されるんでしょうね。

ご自身でもこんな作品を作られてましたからね。

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細かい所に目をやれば、もっとクォリティは上げれるでしょうが、素朴で、
カワイイ感じに仕上がってますね。

作者の雰囲気とか味わいも出てるみたいだしね。

それは何より、「太古窯家門陶房」の作品が醸し出す楽しさ、かわいさを
表現しようとしたからじゃないかな。


最近は往々にして、出来上がったデザインや造形や色合いをマネしてコピーして、
作られてる作品が、非常に多いです。

陶芸・焼き物の公募展を見ても、然りですよね。

マネするところがズレてるのに気付いてないんですよね。

先程のような、目に見えることではなくてね、本来は「太古窯家門陶房」さんの
思いとか姿勢とか精神とか取り組みなどを、マネしないといけないのにね。


でも、この作者の方のような関わり合い方だったら、陶芸・焼き物界も
もっと発展するだろうし、もっと良くなると思うんだけどね。

もう一度、1月3日放送の、楽吉左衛門さんのテレビ番組を見返さなきゃね。
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by tano4sou | 2013-01-08 20:56 | 出会った作家作品

安食潤さん、岡本暉生さん、ぐい呑みの出番ですよ。


お正月なんで親戚とか集まれば、お酒はつきものです。
かくいう私も昨日、珍しく日本酒をいただきました。

というのは、昨年手に入れたぐい呑みを使ってみたかったからなんです。

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右のぐい呑みは、安食潤さんので、左は岡本暉生さんのぐい呑み。

お二人のぐい呑みは、「やきもの見聞録」ブログでも取上げてますので、
ご存知かと思います。

安食さんのは、安食ひろさんとの二人展に出かけていき、最初に目に飛び込んできた
ぐい呑みでしたので、正月という“ハレ”の時に使うのは良いんじゃないかなと思ってました。

また岡本暉生さんのぐい呑みは、昔知り合いから頂いていたものですが、
昨年、暉生さんが亡くなられてしまったということもあって、どうしても
使ってみたい気持ちが湧いてきたので、それでですね。


実際、日本酒を入れて飲ませていただきましたが、どちらのぐい呑みも
「まぁ~飲みやすかった」ですねぇ。

ぐい呑みの造形といいますか角度といいますか、唇にあたる感触がいいんですよ。
俗に云う“口当たりがイイ”ということでしょうか。

割合、どこに口をつけても飲みやすかったですね。

形はまるっきり違うのに、同じ様な印象を受けました。


陶芸家お二人の、ぐい呑みの競演に、思わず“酔って”しまいましたね。

正月早々、実に心地よい気持ちにさせていただきました。
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by tano4sou | 2013-01-02 23:18 | 出会った作家作品

「顔皿」って一体、顔なのお皿なの?。



今年もあと1日で終わり。
迎春準備で皆さん忙しいことでしょうね。

もうこの忙しさのまま、勢いで突き進んで、新年を迎えましょう。


で、こんな時なんで“賑やかな”お皿はいかがでしょうか。

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「クレイスタジオ・ゲン」の三宅玄祐さんのお皿です。

従来から、ひと味もふた味も違う作品を作り続けられる三宅さんですが、
このお皿も秀逸ですよね。

でも、普通に盛り付けたらさっぱり絵にならないし、
料理もかえってまずくなりそうですよね。

こういうお皿だからこそ、今までとは違う料理、盛り付けが
面白いんじゃないかと思いますね。

そうなって初めて、見た目だけでなく心情的にも”賑やかな”
お皿となるのではないですか。

名付けて、「顔皿」。 (勝手に呼んでるだけですが‥‥)

このインパクトのあるお皿で、新年を祝おう!!。
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by tano4sou | 2012-12-30 23:59 | 出会った作家作品

「やきものコレクション」 じゃないですよ。



さすがにこの時期になると、陶芸家さんや陶芸教室を訪れるというのも
少々、というかかなり迷惑になるので、お邪魔できない分、ちょっと
ネタ切れ気味ですね。

そういうことで、今年陶芸家さんの工房や個展などにお邪魔して
手に入れた作品を再度アップしてみますね。


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写真左上の焼締の鉢はもしかしたら一昨年の終わり頃に手に入れてかも
しれませんが、それ以外は今年購入したものです。

ぐい呑みから始まって、絵付けの小皿までちょこちょこ手に入れました。

ですが、写真に写っているのが全部じゃないです。

手に入れたモノの内でも、友達とか知り合いに差し上げたモノもいくつか
ありますし、不注意で割れてしまったモノもありますから、手元に残って
いるものと云うことですよね。


まぁ、焼き物のコレクションはしていないので、特定の作家さん、特定のジャンルの
作品を集めるということは、やってません。

工房とか個展で見て、その時心が動いたモノを購入するというスタンスですが、
強いて云えば、ブログのカテゴリにもしている「豆皿・小皿」は、購入するとしたら、
割り合い選んでますね。

ですから今見ても、その時の事はしっかり思いだされますから、
ホントに楽しいですよね。

また来年はどんな作品と出合えるんでしょうか。

期待しましょう。
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by tano4sou | 2012-12-29 23:35 | 出会った作家作品