カテゴリ:出会った作家作品( 67 )

パイプがミョウに似合う、シーサー。


<やきもの見聞録>によく登場するシーサーですが、今日のモノは、
ちょっと変わってるのでは、と思えるモノです。

といいますのは、この持ち主の方が「作家さんが、遊びで作った」と言われた
シーサーだからなんですね。

なかなか、「遊びで作った」作品に出くわすことはないですからねぇ~。



沖縄の多くの作家さんがシーサーを作られています。
その為、シーサーが似た感じになるのも、それは致しかたないところではあります。

以前も紹介した際に、「この雰囲気のシーサーはどこそこにいっぱいある」と、
コメントを頂戴したこともありました。

そういったことも割り引いてみていただけたら、いいんではと思いますね。

では、そのシーサーとは。

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パイプを咥えて、煙草を燻らせているシーサーですね。

まぁ、棚の奥から出してもらったので、ちょっと埃を被っていますが、
それはご容赦をお願するとして‥‥。

でも、表情もにこやかに、うまそうに吸ってますよね。


普通でしたら、脚を大地に踏ん張ったカタチが良く見かけられますが、
これは宙に浮かんだようなカタチをしてますね。

それで、円筒形の下部のところで分かれるようになってるんです。
白いラインが見えるところをねじると、上と下とに分かれて、香炉みたいに
なるんですね。

実際にこの中で焚いたら、口から煙がでてきそうな感じですもんね。
(多分、出てくるんじゃないかな。)


だけどこのシーサーの一番いいところは何といっても、作家さんが遊びで作った
というところじゃないでしょうかねぇ~。

仕事じゃなく、「遊び」という楽な気持ちで作り、よく見せる必要もないんですから、
そりゃあ、良いに決まってますよね。

こんな精神状態で作陶できたら、いう事ないんじゃない?。
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by tano4sou | 2012-08-18 20:39 | 出会った作家作品

勝彦さんが描かれたハガキだよ。


先日、昔に撮影したある個展の写真を捜していましたら、
こんな写真がでてきました。

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ハガキを撮影したものですね。

このハガキは、京都の南禅寺の参道脇にある、うつわや『あ花音』さんで
売られていたモノだったと思います。
(かなり前の事なので定かではない部分もありますが)

見た瞬間、「あっ、勝彦さんの絵だ!。」と思って、手に入れたんだと思います。

ハガキの上部にはちゃんと、「あ」「花」「音」の文字を入れてあって、『あ花音』さんの為に
描かれたオリジナルのもので、とてもイイ感じに仕上がってますよね。

それに、店舗の看板の字も勝彦さんのモノだったと思います。


うつわや『あ花音』さんは、非常にこじんまりとした店舗でしたが、
佐藤勝彦さんの絵のような雰囲気も感じられ、素敵なお店でしたよ。


※ この<やきもの見聞録>ブログでも、何回か佐藤勝彦さんに関する記事を
  書きました。 5/18(絵の紹介など)、2/24(略歴など)
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by tano4sou | 2012-08-06 23:45 | 出会った作家作品

一の瀬焼・丸田窯さんを訪れました。


上野焼、小石原焼の窯場を訪れた後に、大分県の日田市に一泊。

宿泊した旅館の従業員の方から、「この近くに焼き物をやってる所がありますよ。」
と、教えてもらったんです。

車で15~20分ぐらいの場所だというし、今日は小鹿田焼に行くだけだったので、
「じゃぁ行ってみよう。」という事に、なりました。


お邪魔したのは、福岡県うきは市にある一の瀬焼の丸田窯さん。

丸田窯さんの最大の特徴は、塩釉の焼き物をやられていること、でした。

今年の春訪問した、山口県光市の岩屋快山窯さんの焼き物も塩釉でしたし、
珍しい塩釉の焼き物がまた見学できたので、俄然親しみが湧いてきましたね。


塩釉以外の釉薬の作品もありましたし、以前はスタイリッシュな作品も
手掛けられていたようです。

作品の一部を撮影させていただきましたので、紹介します。

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そしてお土産には、ロクロ目が残り、オフホワイトのような色合いの小皿を
買って帰りました。

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お恥ずかしい話ですけど、一の瀬焼という窯場の事をこの時初めて知ったんです。
現在、6軒の窯元さんが活動されてるのに、知らなかったんですよね。

ホント、勉強不足ですよね。

でも、新しく窯元を知ることができたのは、とても良かったです。

珍しい塩釉の焼き物をやられてるし、スタイリッシュな造形も作られるしで、
丸田窯さんはとても魅力的な窯元に映りましたね。

今回はゆっくりできなかったのですが、次はじっくりと訪れたいと思いますね。


塩釉の作品は、こちらのサイトに掲載されていますので、ご覧になられては
いかがでしょう。

<一の瀬焼・丸田窯>さん
http://www.yokamon.jp/shop/Y288/S2880006
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by tano4sou | 2012-07-31 23:24 | 出会った作家作品

「小石原焼に行ってきたよぉ~。」の、その続き。


昨日の<やきもの見聞録>で、小石原焼に行ったことを書き綴りました。

小石原焼窯元のひとつ、斐山窯さんにお邪魔したんですが、
「道の駅」にも寄ったんですよ。

特産品とか土産物などを売っている、国道の脇にあるアレですよ。

それで店内を見ていたら、気になるやきものがでてきたんですね。

その前に、定番のとびかんなの小皿とすり鉢を購入したばかりだったので、
迷ったんですけども、最終的には購入しました。

それが、この焼き物です。

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とびかんなを使った装飾をしていますが、質感が前のとはちょっと違ってました。

定番のとびかんな模様の焼き物は、透明釉を掛けてツルッとしているんですが、
このやきものはマット調というか艶消しみたいな質感でした。

さらに、濃い色と白い色とのツートンカラーのような配色にしており、
どことなく洋っぽい感じがしましたね。

だから対比するうえでは、手に入れた方が良いかなと思ったんです。


また、違うアングルとかアップで撮影したら、こんな表情をしています。

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余談ですが、今年の「第29回西日本陶芸美術展」の最高賞の西日本陶芸大賞を
受賞されたのは、鬼丸尚幸さんでした。

窯元を巡ってる際に、鬼丸尚幸さんの受賞の事は耳に入ってきたので、
お邪魔してみたいと思い探してたんですけど、その時は結局分からなかったんですよ。

帰ってから調べてみたら、鬼丸尚幸さんは「翁明窯」の方だとわかりました。

また、今回購入したお皿は、「翁明窯」で作られたものでした。

なんと、話がつながっちゃったんですよ。
こんなこともあるんですよね、ビックリしました。


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by tano4sou | 2012-07-30 23:58 | 出会った作家作品

小石原焼に行ってきたよぉ~。


一昨日の上野焼・渡窯さんにお邪魔した後、小石原焼に出かけました。

小石原焼は、大分県との県境にある東峰村に約50軒ほどの窯元があります。
有名なとびかんなや刷毛目、うち掛け・流しなどの装飾技法が有名な窯場です。

仲間のお一人が親しくさせていただいてる、斐山窯さんにお邪魔しました。

伝統的な作品を作られてる窯元さんで、例のとびかんなの作品も数多く
並べられていました。

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製造途中の(多分これはすり鉢だと思いますが)品が、出来上がりを待っていました。

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それに、植物を植えている入れ物もとびかんなの焼き物ですよ。
ここでは、全くもってポピュラーなんですよね。

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それと、斐山窯さんで購入した作品も紹介しますね。

ひとつは、とびかんなの小皿。
それに、とびかんなの装飾をいれたすり鉢。
そして、梅干し入れにぴったりの小壺です。

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せっかく来たんだから、小石原焼やお隣の小鹿田焼でよくみられる「とびかんな」を施した
焼き物のひとつは購入しようと思ってました。

まぁ、定番商品ですからね。

という程度ですから、あんまし深く考えて購入したわけではなかったんですけども、
やっぱ繰り返し見てると、「いいもんだなぁ~。」と徐々に実感してきましたね。

これが、伝統の力、民陶の力というんでしょうかねぇ。

ここもまた、再訪してみたい窯場となりました。
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by tano4sou | 2012-07-29 23:52 | 出会った作家作品

上絵付けの“龍”に、掻き落としの“龍”。あなたは、どっち?。


先日お邪魔したお宅でのことです。

コレクションを展示しているスペースがありまして、ちょっと目を引いた作品が
ありましたので、撮影させていただきました。

どなたの作品かは詳しくは聞かなかったので分かりませんが、不思議にも、
どちらもが “龍” をモチーフとしていたんですよね。

あの獰猛勇敢な(?) “龍” ですよ。
どんな感じなのかと、気になりますでしょ。

では早速、紹介といきましょう。

まずは、こちらから。

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“龍” を描いた赤絵の大皿です。

何cm位だったかははっきり覚えていないですね。

おおよそ、40~50㎝くらいだったでしょうか。
それなりの大きさのお皿です。

大きさはさておき、何より描写の細かいところがスゴイですよね。

部分アップの作品を見ていただければ分かると思いいますけど、
実に細かく丁寧に描かれていますね。

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やっぱ、職人さんの仕事という感じです。

上には上がいるもんですね。感心いたしますね。


それと、もう一枚の写真です。

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こちらは、「掻き落とし」で描かれた “龍” の壺。

先程の赤絵とはかなり印象が違います。

壺全体に大胆な構図でダイナミックに描かれてはいますが、
“龍” の表情が、どことなくユーモラスな感じで、親しみさえ覚えるほどです。

昔テレビ放映されてた「まんが日本昔ばなし」にも、 こんな“龍” が出てた様な
気がするんですけどね。

でも、イイ表情してるんじゃないですか?。


たまたま“龍”を題材にした作品が同じスペースにあったんですけども、
切り口ひとつ、表現の仕方ひとつで、ガラッと変わるもんですね。

やっぱり、創作は面白いですね。

(といっても、作らないで見てるだけですが‥‥)
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by tano4sou | 2012-07-22 21:27 | 出会った作家作品

このくびれが悩ましい、丹波立杭で手に入れたカップ。


自分が持っている作品の中から、ひと品。

カップが岩の表面みたいにザラザラしてて、尚且つ、そのザラザラの窪んだ所は
土色になっています。

底に向かっては炭化したような黒っぽい色があり、白と黒のツートンカラーにも
なっていますね。

説明するより、さっさと見せればよかったですよね。
失礼しました。

こちらがそのカップです。

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このカップは数年前に丹波立杭に行った際、窯元を見て歩いてる時に
立ち寄った窯元で購入したものです。

作者は、市野勝磯さん。
1973年生まれの現在39歳。若き陶芸家です。
ブログによりますと、西武渋谷店での個展とかヒルトン大阪のレストランの器に
採用されたりと、幅広く活躍してる模様です。


で、この作品での私の一番のお気に入りポイントは、右側下に見える窪んだところ。

そう、くびれです。
そのくびれが、何とも云えないんですよね。

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それと、全体の形も若干左に曲がってて、真っすぐに伸びていませんよね。

それらの二つの点がどういう訳か私の心を掴んでしまい、買ってしまったという次第です。

もちろん悔いはないですよ。
カップを持ってもしっくりくるんでね。

良いモノを手に入れたと思っていますから。


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by tano4sou | 2012-07-20 22:36 | 出会った作家作品

これは、カレー皿かな。それとも、パスタ皿?。


今日のお皿は、めっちゃイイ感じだったすよ。
ある作家さんの、若い時に作られたお皿だそうです。

約30㎝くらい (定かではないです。思い出してみると。) の、楕円形のお皿で、
カレーとかパスタとか盛り付けたら、サマになりそうな器でした。

形はそんなに奇抜なものではなく、オーソドックスなもので、器の中面は
オフホワイトの色合いで絵が描かれています。

周囲には真っ黒い縁取りがあり、手にしっくりと馴染み、持ちやすい形となってました。

では、どこがイイ感じだったのかというとですね、ココなんですね。

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えっ、意外でしたぁ?。
子供が描いたような絵に見えました?。

最初にこのお皿を見た時、この絵が目に飛び込んできましたね。

インパクトありましたよ。
絵が幼稚とか、下手な感じとかは一切なかったです。

「スゴイなぁ。イイなぁ。」 っていう思いしかなかったですね。

絵は中面だけではなくて、外にも続いてるんですよ。
つまりそこまで、描きこんでいかないとダメなんですよね。

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やっぱ、この器は実際に見てもらったらね、結構オモシロイと思うんですよ。

といっても、見れないですか。
スイマセンでした。
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by tano4sou | 2012-07-11 21:47 | 出会った作家作品

白磁の焼き物。香炉かな(?)。


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この「やきもの見聞録」ブログでは珍しい白磁の香炉。
(多分香炉だと思うんですけど、間違ってたらゴメンナサイ。)

蝶や花弁や、葉っぱなどを彫り込んで表現してますね。

どうやって作られてるのかは全く分かりません。
作家さんにも聞いてませんし、見当がつかないです。

まぁそんなことより、作品を見て楽しんでもらったらいいんじゃないかなと。

今日は能書きは必要なし、ですね。
では早速、見ていただきましょう。

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それにしても細かい仕事ですよね。
細かいことが苦手な私にとっては、本当に尊敬します。

これこそ、“ ザ・工芸 ”と云われる焼き物ですね。

思わず、あのフレーズが思い出されます。

“ いい仕事してますねぇ~!” っと。


この白磁の作者は、人間国宝“近藤悠三”さんの内弟子、古堅幸雄さん。
日本工芸会・正会員。
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by tano4sou | 2012-06-27 23:17 | 出会った作家作品

トボけた顔に、助けられる?。


今日から、「made in Kurashiki in くらしき」が始まりました。

その開催を記念して、実行委員の三宅さんの作品を紹介します。

といっても、過去に撮影させていただいたもので、現在の作品ではありません。

ですが、三宅さんのテイストは十分感じられますので、是非ご覧ください。

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タイトルに書いたように、「トボけた顔に‥‥」って云う感じしませんか?。
悪い意味じゃなくてですよ。

ひょうきんで、ユーモラスで、どこか愛嬌のある表情でね。

よほど心のゆとりというか、余裕がないと作れませんね。

ある種の“癒し”ですね、この人形は。


【追伸】
明日は、「made in Kurashiki in くらしき」に出掛けて会場の雰囲気を
撮ってこようと思います。その内、ボチボチ、アップしていきます。
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by tano4sou | 2012-06-09 22:19 | 出会った作家作品