カテゴリ:作陶のアイデア・ヒント( 36 )

猪熊玄一郎が、やってきたッー!。


今日数十年来の友達からハガキが届きました。
「寒中お見舞い申し上げます。」というハガキです。

今の時期に「寒中お見舞い」のはがきが届くというのは、察しのいい方なら
お分かりですよね。

残念なことですが昨年ご不幸があり、年始のお祝いを控えなければ成らなかった
という事情のために、今日の「寒中見舞い」となった訳です。
多分、そうじゃないかなとね。

こちらは、そこまで事情を把握してなくて、他の方々と同じように年賀状を送って
しまって、返ってご迷惑をおかけしてしまった感じですけどもね。

それでいただいた葉書きがステキだったので、紹介します。

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要は絵葉書なんですね。

だれの絵なのかなと、よぉ~く見回したら、片隅に書いてありました。
「題名不明 1987 Title Unknown Genichiro Inokuma 」 とね。

香川県丸亀市にある「猪熊弦一郎美術館」の、あの猪熊弦一郎さんじゃないですか。

「寒中見舞い」に猪熊弦一郎の葉書きとは、ちょっとシャレてますよね。


タイトルに「題名不明」とあるように、どこか掴みどころのない感じの絵ですが、
なぜか興味をそそられる感じがしますよね。

なんか、オモシロイ。
で、何回も見返しました。

たった一枚の絵葉書きでしたが、なんか“イイ”気分になれましたよね。
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by tano4sou | 2013-02-04 21:11 | 作陶のアイデア・ヒント

“ひたむきさ”は、良い作品作りには欠かせない !? 。



とある陶芸教室でのこと。

まだ焼成前のモノでしたが、絵付けをされたカップ&ソーサを見付けました。

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昨年12月での教室を終えてから、年末年始をかけて、お皿やカップに
絵付けをされたと云う事でした。

見た瞬間、何か、惹きつけられるものがありましたよね。


アップで細かいところを見れば、“まだまだ”のところはあります。
陶芸教室に通われてまだホンの数か月しか、経っていないんですからね。

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でも、先生のような作品が作りたいと、一所懸命に取り組まれています。

そうでないと年末年始をかけて、やれないですよね。

まだまだ自分の思うように、先生のようには、ほとんど出来ないでしょうが、
ちゃんと向き合って取組まれてますよね。

これから、様々な技法や技術もマスターされて、良い作品を作られると思いますが、
こういう“こころね”は、是非無くさないでいて欲しいものですよね。


「 いつの時も、ひたむきに取り組む姿は美しい。 」

その姿勢に、人は心を揺さぶられ、惹きつけられる。

だとしたら、“ひたむきさ”も良い作品を作る上では、必要な事なのかもしれないね。
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by tano4sou | 2013-01-15 22:23 | 作陶のアイデア・ヒント

大学ノート36冊の価値は、お金に代えられない。



正月に“楽吉左衛門”さんのドキュメンタリー番組が放映されました。

とても感動して、陶芸をされてる人とテレビを見た感想を語り合いと思ってましたが、
余りにも番組に対する視点がズレてることに気がつき、ガックリしてたんですけど、
今日、それをリカバリーするようなステキ出来事に出合いました。

まずは、この写真をご覧ください。

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紙面にいろいろと書かれてますが、何かお分かりでしょうか。

これは、陶芸をされてる方が付けられてる「陶芸ノート」。
窯を据え付て作品を作り始めてから、ずっとつけられてるモノなんです。


それには、使用した粘土やら釉薬。
大まかな形のスケッチに、どこに色を着けたかの着色の指示。
そして、焼き上がった時の出来栄えなど、気になったことをこまめに、
書き留められているそうです。

陶芸教室もされている関係から、生徒さんの作品についても記入されていますし、
以前の作品はどのようにして作ったのかといった事は、この「陶芸ノート」を見れば
分かるので、“無いとどうにもならない。”とも、仰られてました。


先ほどのように、見返す時に役立つのは、もちろんですが、でもそれ以上に、
作品を作る際にイメージを固めるという作業に、大いに役立っているのではないか
と思いますね。


作品を作るということは、自分の内からわいてきた思いとかイメージとかを、
最終的にカタチにする。

言いかえれば、「表現する」ということ。

自分の感性を働かせたり、自分の頭を使って考えたりして、
「陶芸ノート」に書込み、イメージを膨らませ、整理している。

最初から云えば、もう大学ノートで36冊にもなっているとか。


どこかの図録を見てその中の作品と同じように作ったり、個展とか展覧会で見た
作品をすぐ真似て、作ったりしているのとは、訳が違いますよね。

人の眼に触れないところで、地道に努力されてることが良く分かりますね。

こういう方もいらっしゃるんですよ。

ここ最近、“ガックリした”気持ちが充満してたんですけど、なんか
“清々しい”気持ちにさせていただきましたね。
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by tano4sou | 2013-01-14 22:48 | 作陶のアイデア・ヒント

砥部焼の鉢と手作り上着。


四国八十八か所をお参りされてる方が砥部焼の郷を訪ねた時、お土産に買って
帰られた鉢というのが、こちらです。

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呉須っぽい藍色の線が周囲にぐるりと描かれ、内側に赤絵具で模様が
描かれてます。

“お土産で購入”というのですから、多分、量産品的なモノだと思いますが、
面白いデザインじゃないですかね。

対象的な素材の絵柄が、結構うまくマッチした感じですし、それに、
使い勝手がよさそうですものね。


もう一点、焼き物ではないんですが、紹介したいモノが‥‥。

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一瞬、何かなと思われたんではないですか。

ファッション関係は、全く疎いので何て云うのか分からないんですけど、
要は、上着です。 (大雑把な表現でスイマセン。)

お友達が手作りされた上着らしいのですが、 “ なんか、えぇなぁ~ ” と
思いましたね。

シンプルなデザインがスゴク目を引いて、とても印象的でした。

それに、こういうデザインは陶芸にも役立てそうな気がするんですけどねぇ~、
思い過ごしでしょうかね。
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by tano4sou | 2013-01-13 23:21 | 作陶のアイデア・ヒント

カップホルダーに叱咤激励される?。


公民館や施設などで活動している陶芸クラブをお伺いすると、時間帯によっては
コーヒーを出していただくことがよくあります。

今日もコーヒーを出していただき、気持ちよく飲んでいたところ、
ふとカップを見ましたら、「アレッ!」と思うことがありました。

単なるカップホルダーのはずなんですけど、なんか、普通とは変わってるんですよ。

こんな感じで。

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使い捨てのカップを支えるだけですからね、そんなに凝ったデザインとかでなくても
いいようなモノの、「案外シャレてるなぁ~」とね。

カップを入れる境のところは大きく抉られて、そこから取っ手へと続き、
そのまま本体へ返ってきています。

取っ手と一体化、若しくは取っ手を含めた自然な流れにしている
ところなんかは、マグカップとか花器などの取っ手のあるものなどを作る際には、
参考になるようなデザインですよね。

使い捨てカップを入れるカップホルダーでも考えてデザインしてるんですから、
伝統工芸や芸術の範疇にもはいろうかと云われるような陶芸・焼き物だったら尚更、
考えて作んないとダメですね。

どこかの焼き物じゃないけど、お高くとまってても
しょうがないすもんね。
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by tano4sou | 2012-12-15 23:41 | 作陶のアイデア・ヒント

マグカップ&ソーサ、じゃないなぁこれは。


今日はマグカップの紹介です。

シンプルで落ち着いたデザインのマグカップなので、
飽きが来ず使い続けられそうですね。

こんな感じです。


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でも一番の良さは、マグカップ&ソーサならぬ、マグカップ&プレートという
組み合わせにあるんじゃないですかね。

カップ&ソーサは一般的によく見かけますので、プレートにしたのは
グッド・アイデアだと思いますね。

しかも、プレートがカップと合せたデザインで、全体のイメージが“一体化”
されていますから。

そこが、とにかく良いですよね。
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by tano4sou | 2012-11-18 21:22 | 作陶のアイデア・ヒント

取っ手の位置が“ミソ”、蓋付き鍋。


秋から冬にかけてよく作られるのは、「灯り」です。
ほのかにともる灯りはいつの時代も人気です。

灯りほどではないですが、お鍋も人気アイテムの一つではあります。
実際使うことだけを考えれば、購入して使った方がお得なんですけども、
鍋土でオリジナルお鍋を作るのは、また楽しいことですよね。

先日、こういうお鍋を撮影させてもらいました。
(ライティングが難しく、蓋の一部分が光って白っぽく見えてるのは、ご容赦くださいませ。)
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花や草木が“描き落とし”で装飾された、蓋付きのお鍋。
全面に施されてるので、迫力も十分感じられます。
またデフォルメされた取っ手も存在感を示してますね。

もちろん、“掻き落とし”は素晴らしんですが、それだけじゃないですね。

注目したのは、この取っ手の位置。

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普通でしたら、丸い蓋の円形の中心に取っ手を付けると思うんですが、
このお鍋はそうじゃありません。

少しずらしたところに、付けてあります。
そこが、イイですよね。

それは、自分の頭で考えて、アイディアを出していると感じれるから。
その結果、オリジナル作品となっているから。


兎角、「最初は何でも真似から」といって、雑誌や図録などに掲載されている
作品を少しもアレンジせず、そのままをコピーすることがほとんどです。
でも、洗練された作品でなくても、オリジナルを作ることによって磨かれていくんですから、
コピー作品をいくら作っても、あんまり意味がないと思うんですよ。

だから、この蓋付き鍋はオモシロイです。

案外、蓋を取るのは取り易いのかもね。




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by tano4sou | 2012-10-29 23:44 | 作陶のアイデア・ヒント

「アイデア出し」のヒントになりましたね、この作品は。



先日、とある陶芸展を見に行きました。
作品も数百点はあろうかという、かなり大規模な展覧会でしたので、
そりゃぁ見ごたえありましたね。

作品の審査も行われたようで、会場内の至るところに「賞」の札も
付いておりました。

その会場の中で、ちょっと“いいなぁ~”という作品に出会いました。

その作品は、こちら。

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何がいいなぁ~と云えば、「二つの陶器を一つにくっつけたこと」、ですね。

特に目新しいアイデアではないですが、これは色々な事に使えるんじゃないかなと、
思いましたね。


陶芸をされてる方々にお会いすると、「何を作ったらいいのか分からない」
と云う事をよく耳にします。
だから、人が作っている作品を真似したり、雑誌に掲載されている作品を
作ったりされるんですね。

でも、ちょっと待ってください。

イイのか悪いのかは別にして、アイデアを出すこと自体は、そう難しいことでは
ないんじゃないかと思うんですよ。

写真の作品は、大きさの違う、同じ造形の作品を併せたものですが、先程の
『くっ付けたこと』という視点で捉えたら、いろいろ考えられそうです。

例えば、カタチの違うモノをくっつけてみる、二つではなくて、三つをくっつけてみる、
更に、寝かせた状態でくっつけてみる、などなど、『くっ付けてみる』という
キーワードを基に考えて、いろんな発想をしてみたらどうでしょう。

半ば強制的に、頭(脳みそ)をひねらせるんですね。
そうすると、ひょっとしたら面白いアイデアが見つかるかもしれないですよね。


今まで「何を作ったらいいのか分からない」と思われてた方も、アイデアは
多少は増えてくるんじゃないかなと思うんですけどもね。

どうなるでしょうか。

でもやってみたらいいと思うんですよ。

さっぱり効果がなければ、止めればいいだけの話ですから。

Let's try !! 。
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by tano4sou | 2012-10-19 21:51 | 作陶のアイデア・ヒント

破片でも楽しめるんですね。


何やら面白そうな小物というかブローチ(?)みたいなモノが
お椀の中にありました。。


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絵付けはされてますが、まだ制作途中のものらしいです。

カタチが不揃いで、今一歩と感じられますか?。


これは、もともと壺か何かを作ろうとして、素焼きの段階で割れてしまった
作品の破片の一部だったんです。

一から思うように作ればもっとカタチもスマートなモノが出来たでしょう。

でも、それらの裏側をそれぞれ薄く削って、カタチも整えて絵付けをしたんですね。


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失敗したモノ、うまくいかなかったモノを活用して作るというのは、
これはこれで、スゴイことだと思う。

それ以上に、楽しんで絵付けをして陶芸をしているのが、何と云っても、
イイね!!

これは<やきもの見聞録>には相応しいので、載せないと。

大切なことだからね。
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by tano4sou | 2012-09-23 22:15 | 作陶のアイデア・ヒント

ちょっと目を引く、お人形さんとネコ。


女性の方々は、定番の食器やカップなどをよく作られますが、それ以外にも
お人形さんや動物の置物などを作られるのも好きですよね。

そこで今日は、お人形さんとネコの置物の紹介といきましょう。

まずは、こちらから。


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ネコの置物、じゃないなぁ~、これは掛け物ですね。

見た目は簡単にできそうな感じのネコですよね。

タタラで作ってるんでしょうから、メチャクチャ難しいという事はないと
思うんですけどね。

でもね、このデザインを思いつくことが、偉いです!。
猫の体型に合せずに薄くフラットな体型にしてるのが面白いですよね。


それから、お人形さんです。


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こちらも置くんじゃなくて、描けるタイプのものですね。

お人形さんは「好き、嫌い」の好みがはっきり分かれるものなので、
この人形さんの反応も分かれるかもしれませんね。

こういうすらっとした、掛けるタイプの人形さんだと、白黒がはっきり出るかも。

でも、お人形さん自体を自立させるのは、実際難しいと思うんで、
「掛ける」というのは、ひとつのアイデアですよね。

そういう視点を持っていることが、いいよね。
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by tano4sou | 2012-09-18 23:55 | 作陶のアイデア・ヒント