カテゴリ:作陶のアイデア・ヒント( 36 )

ラフな雰囲気の、花の絵皿。


陶芸で絵付けをされる方々は、キレイに描くことを重要視されます。

細かな線がキレイに描かれて、うまく発色してくれたら、
それは美しい絵付けとなりますからね。

それで十分、人を魅了することができます。


また、ラフな感じのものも人を魅了したりすることはできますよね。
個人的には、ラフな感じ 好きなんですね。

先日、このようなお皿を拝見しました。


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この作品を見た時、良い雰囲気を出してると思ったんです。

描き落としをされてるんでしょうけど、きっちりと削り取っていないとことか、
隅から隅まで描き込んでいない、ちょっとラフなアバウトな線とか、
それらが返って、良い味を出してるんじゃないか、とね。

他にもこんな絵柄がありますよ。


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「まだ制作途中だから、よくわかんない」というお声も出てきそうですが、先日も
この<やきもの見聞録>ブログに書きましたが、「制作途中」って、好きなんです。

ワクワクするんですよ。

イメージが固まっていないから、「どうなるんだろう」という期待感もあって、
この段階は、いろいろと楽しめますよね。

その制作過程を大事にされてると、きっと良いご褒美(出来上がり)が
あるんじゃないでしょうか。
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by tano4sou | 2012-09-17 23:01 | 作陶のアイデア・ヒント

スイマセン、見落としてました「ポット人形」さん。



今日は、こじんまりとしたものですが、お人形さんの紹介です。

でも、単なる普通のお人形さんとは、ちょっと違ってます。
頭の部分に植物を植え込めれて、それが髪の毛の代りになるように
作られたお人形さんです。

脚などは紐を通じて繋がっていて、腰かけた時にはスムーズな体勢で
見ることができます。

見るからに、カワイイお人形さんなんですよね。


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この人形さんを作られた方のお宅には、何回もお邪魔させて頂いているのですが、
ホントに迂闊でした。

見逃してたんですね。

他の吊り下げ花器とかお人形さんだとかに目がいってて、見てなかったんです。

まさかね、こういうところに飾ってある、置いてあるとは思ってなかったんですよね。



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人の思い込みって、怖いですね~。

あまりにも生垣に融け込んでいて、全く不自然に感じなかったのが、
まぁ原因と言えば原因かなと思いますけども。


それにしても、ポット(植木鉢)と人形を合せて作ったこの「ポット人形」は
オモシロイです。

陶芸雑誌を見ても、なかなか出てないと思いますね。
仮に、出ていたとしてもそっくり真似して作るだけでは、“能がない”ですからね。

自分の頭で考えて、作り出すことが何より大事ですもん。

コピーを作ってるだけじゃダメですから。

やっぱり、オリジナル(作品)でないとね。
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by tano4sou | 2012-09-15 21:37 | 作陶のアイデア・ヒント

だらしない姿の猫も、作ってみよう。


陶芸をされてる方の工房をお邪魔した時のスナップ写真。

一瞬、あっけにとられそうになりました。



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手びねりで作ったようには見えないので、多分型で作ったんではないですかね。
色付けも転写して焼きつけたのかもしれないです。
( ※ 右側のものは、そうでないかも。判断が分かれるところですね。 )

いずれにしても大量生産の焼き物で、いわゆる土産物と呼ばれる
ものじゃないでしょうか。


まぁ、それはどちらでもいいとして。

要は、この猫のカッコですよ。

可愛い顔はしてるんですけど、どこかだらしなさそうでね、
中年のおじさん臭さが入ってるような感じですね。

ユーモラスなんだけど、だらしなくて、しかも可愛い。

“ダラカワ”と言うんでしょうか。


普通は招き猫を模したり、もっと可愛い表情、スタイルのネコを作られると
思うんですけど、こんな姿の猫を作るのも有りかな、と思います。

猫に限らず、動物でもお人形さんでも、一般的なイメージの、全く真逆の表情の
焼き物を作ってみるのも面白いかもしれないですね。

すごいブレイク・スル―になるでしょうし、オモシロイ発見ができるかも。

それに、スゴク上達したりして、 ねっ。




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by tano4sou | 2012-09-13 23:04 | 作陶のアイデア・ヒント

染付された、ラウンド形状のやきもの。



飾りや盛り付けにも使えるスクエアプレートを、ここのところ案内してきました。

今日は、“スクエア”ではなくて、“ラウンド”してるモノです。


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フラットな面に描くのも大変だと思うんですけど、少しカーブした局面に描くのって、
かなり大変なのではと思ってしまいますよねぇ~。

もちろん成形することも同じように、大変だとは思いますけどもね。


ところで、コレって何だと思います?。
何に使うものか想像できますか?。

中には写真をよく見てたら気付いた方もいらっしゃるかもしれませんね。

こうすれば、イメージしやすいかもです。


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ねっ、分かりますよね。
何かをカバーしてますよね。

そうです、灯りを点けたり消したりするスイッチの上に被せるカバーなんですね。


部屋の隅にスイッチがあるのは、ごくごく自然なことですけど、
そこをちょっと隠すというね、こだわりですね。

大袈裟にしてなくて、ちょっと被せることで部屋の雰囲気がよくなるから、
良いアイデアです。

この“ちょっとした”差が、好きですね。


この作品も、みなさん想像の通り、木村知子さんの作品です。
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by tano4sou | 2012-08-28 23:33 | 作陶のアイデア・ヒント

さり気ない花器も、いいもんです。


先日お伺いしたお宅で拝見した花器は、とても印象に残りました。

といっても、カタチがスゴイとか色合いがキレイだとか云うんじゃありません。

多少は変わった形ではありますが、そんなにインパクトがあるモノじゃないです。
(持ち主さんゴメンナサイ。)

花器は、こういうカタチですし。

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表面がピンホール状態になってる、オフホワイトみたいな色合いの花器です。
花器の口も大きくはないので、一輪挿しとか少なめに活けたらイイ感じですよね。

で、印象に残った一番の理由は、その花器が置かれてる空間ですね。

モノが溢れていなくて、とてもスッキリしてて、とても良い雰囲気でしたね。

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花器は、リフォームをされたお宅の玄関に置かれていて、玄関の扉を開けた途端に、
目に入ってくる位置にありました。

ちょうど、上から見下ろすような感じですね。

その花器ももちろんいいんですけども、その花器だけじゃなくて、
花器が置いてある光景がね、印象に残ったんですよ。

さり気なく置いてあるってのが、いいですねぇ~。

こういうちょっとした事が、実は大きな違いを生むんですもんね。
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by tano4sou | 2012-08-20 23:58 | 作陶のアイデア・ヒント

もはや“盛り付け”と云えるかも、サボテンのポット。



先日来、いろいろと話題にしてきました(フラワー)ポットなんですが、
今日も「ポット」の続きと、いきましょう。

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スープ皿・カレー皿みたいな、白い色のポット。

受け皿まで付いてますから、水が浸み出しても安心ですね。

ポットの縁のところは、ちょっと焦がしたようなこげ茶色がのぞいてて、
アクセントになってます。

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あまり目立ちませんが、ポットの両サイドには、白と緑のツートンカラーの
“飾り取っ手(?)”があるようですね。

それに、サボテンがポットにきれいに植えこまれてますから、“料理の盛り付け”
みたいな感じもしますね。

ほんとに、白いポットに良く合ってますね。


また、めちゃくちゃデカイモノでもなかったのでね、どこでも置けそうな感じですね。

目に入るところにグリーンがあると、癒されるし和むし。

もうこれは、ちっちゃくてもいいからさ、ポットを作って、植物を植え込んで、
飾った方がいいんじゃない。

気持ちが落ち着きますね。
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by tano4sou | 2012-08-15 23:22 | 作陶のアイデア・ヒント

時代が経っても、人を魅了する鉢ですね。えっ、鍋っ?。


ここ1~2週間の話題はといえば、7月の終わりに九州に行った窯場巡りの話です。

「小石原焼へ行ってきました。」
「飛びカンナの作品を買ってきたんですよぉ~。」
という会話で盛りあがっています。

で、今日も飛びカンナの作品をお見せして、会話もはずんで楽しんでいたところ、
『 ウチには、こんな焼き物があるよ。』と云って見せてくれたのが、この作品です。

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この焼き物は、ずいぶん昔に購入されたモノらしいです。

規則正しく模様が入っているところをみると、飛びカンナの技法は駆使している
みたいですね。

といっても確認したわけではありませんけどもね。

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というのも、普通の飛びカンナは一方向だけに入っているのですが、この焼き物は
反対方向にも入り、交差した模様を作りだしていますね。

その交差した模様は、蓋だけではなくて、本体の方にもしっかり刻まれてます。

そして、円周のラインの青色や黄色が、全体を引き締めています。

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全体の印象としては、時代の経過はそれなりに感じさせてくれるものでしたが、
当時はモダンな感じがしたんでしょうね。

今でも十分、人を引き付ける魅力を持っているくらいですから。
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by tano4sou | 2012-08-07 23:50 | 作陶のアイデア・ヒント

これって、見る人の想像力が試される作品でしょうか?。


今日の作品は、面白いよぉ~。
でも、手強いよぉ~。

という作品って、どんなんだろうと思いませんか?。

最初から不安を煽っていますが、この作品です。


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陶芸教室の生徒さんが作られた陶芸作品なんですが、よく分からないんです。
置き物なのか、何かを入れる入れ物なのか、はたまたオブジェなのか。

しかし、カタチが面白かったんですよね。

それに、どっしりとした雰囲気もあるし。

見る角度によっては、生き物のようにも見えるし、なんか惹きつけられるモノがあってね、
そうなると撮らないわけにはいかないですから。


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で、教室の先生にお伺いすると、「山型食パンをイメージした。」と、仰られてました。

「えっ、どういうこと?。」って感じです。
疑問は、ますます深まりますよね。

作品を見た第三者の人間は頭の中がこんがらがってますが、多分、作った本人は
仕上がりに満足してるんでしょうね。

周りがとやかく言っても、やっぱ自分自身が気に入ることが一番ですからね。


でもここの陶芸教室の生徒さんは、いつも面白い作品をつくるよね~。

これも、先生のご指導の賜物なのかな 。
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by tano4sou | 2012-07-28 23:37 | 作陶のアイデア・ヒント

今日のやきものは、“掛花入れ” かな?。


一昨日、昨日と花入れをアレンジした焼き物を紹介してきました。

今日のものが、一番“掛花入れ”らしいかもしれないです。
でも、形はちょっと変わってますけどね。

それは、麻袋じゃないですけど、布の袋のような造形をしているんですよ。
袋の口を糸で縛るようなカタチ。巾着袋にも少しは似てるかな。

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それと、花の苗をそのまま入れて、吊り上げれる様な花入れ。
というか、“苗入れ”ですね。

縄を編み込んだような形で、編み込み具合は非常にルーズ。

丁寧にちゃんとしてないところが、逆にイイ味を出してます。

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花や植物は生活に潤いを与えてくれます。
その花や植物を活かすのが、プランターや花入れなどですよね。

当然プランターや花入れなどが良ければ、花も映えるわけですから、
花や植物を活かす、オリジナリティ溢れる容器を作ってみてはいかがでしょうか。

メッチャ作りがいがありますよね、作り手としてはね。
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by tano4sou | 2012-07-26 23:48 | 作陶のアイデア・ヒント

掛花入れではないです。鉢ごとですから。


今日、面白いモノを見ました。

お花を植えるのには、鉢が使われます。
細長い形や丸い形や色々な形があり、玄関脇とか庭に置かれていますよね。

鉢ごと上から吊るしてる場合もありますが、壁に平行に吊るしてあったら、
どうでしょう。

うまく言葉で説明できないので、見ていただきましょう。
こういうことです。

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そうそう、壁に平行。地面に垂直、という関係です。
 
土が落ちてこないように花や植物がしっかりと根を張っていないダメだし、
その種類も限られるかもしれませんよね。

でも、吊るしているだけだったら、鉢の側面ばかりが目に入ってきます。

それが、こうすることで解消されます。

普通だったら“鉢は地面に置く”という常識をも覆しているのが、
良いですよね。

昨日の「草盤」といい、アイデア次第で、メッチャ楽しめますね。
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by tano4sou | 2012-07-25 22:58 | 作陶のアイデア・ヒント