カテゴリ:趣味のやきもの( 125 )

「あかり」が他のものに見えた。


帰り際にふと視界に入ってきた焼き物。
「あれは、なんだろうなぁ~」と。

遠くからだったので、よく分からなかったのですが、近くに寄ってみて
ハッキリ分かりました。

星の形を抜かれたあかりが茶碗の上に乗っかってました。

こんな風に。

ご覧ください。

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遠くから見てると、なんか花の蕾のように見えたんですよね。
星の形を抜かれた部分が実とかになる部分で、それを支えるがく、
花べんといった感じでね。

当然のことですが、作者は、自分のイメージに合うあかりを作ろうとして、
ただ数多く作られたという事でした。

たまたま茶碗の上に置いただけでしたので、私の見かたにはびっくり
されてましたよね。

と同時に、「そういう風に見れないこともないなぁ~。」とも、反応されてました。


更に、「蕾のように見えてきたなら、形はもう少し細長いカタチがいいですねぇ~。」
とか「<命の誕生>というタイトルでもいいなぁ~。」などなど、思いつくまま
勝手にしゃべったんですよね。

その結果、作者の方もなんか新しい発想が出てきたみたいで、
話の腰を折ることなく面白がって聞いてくれました。


今回の事で実感したのは、他人の発想を一旦受け入れてみると、
また違ったアイデアや価値観が芽生えてくる事もあるんだなぁと
いうことです。

端から拒否、拒絶するんではなくて、一旦受け入れて咀嚼してみる、
と云うスタンスが大事なんですね。

この後、新しい発想に触発された新しい作品ができ上がってきますから、
それが楽しみです。
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by tano4sou | 2012-10-26 20:27 | 趣味のやきもの

“カワイイ”焼き物、二者二様。



今日紹介する焼き物は、いつものようなコメントとか能書き、解説は
いらないでしょうね。

見たらわかりますから、“カワイイ”って。


一つは、クリスマス・ツリーに飾るパーツ。

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ご覧のように、パーツをいっぱい作ってますね。
クリスマス・ツリーに飾るんですから、これくらい多く要るんでしょう。
赤や緑色になるのか、他の色にするのか、焼き上がりが楽しみです。

しかし、作るもんですね。
このエネルギーには、脱帽です。


もう一つは、動物の置物です。

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シーサーをアレンジしたようなスタイル。
こういうのも様々な所で作られてるかもしれません。
でも、これは何かまとまりがあるように感じられますね。
見ててすぅーっと入って、しっくりくるんですよ。

なんか憎めない表情をしてますよね。


いずれにしても、これら二様の焼き物の“カワイサ”は、変わんないです。

多分、女性の方々は好きなんじゃないですか。
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by tano4sou | 2012-10-13 23:57 | 趣味のやきもの

手作りの硯台と衝立、それに羽織を着た狐の香合。


この前の石田充弘さん宅で慰労会を開いていただいた時に、
陶芸教室の生徒さんが作られた作品を、見せていただきました。

この作品です。


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この記事のタイトル通り、硯台と衝立と香合の作品です。
全てを一堂にして使うんじゃないと思いますけども。(多分‥‥)

しかし、凝った作品ですよね。

硯台を作ろうと思うことも少ないだろうし、作るとなると結構難しいですよね、
こういう形状はね。

衝立にしても、和歌(?)を知らなきゃいけないし、人物を描くのも大変です。

ましてや、香合に至っては“狐”のスタイルですもん。
その上、羽織まで着せてるんですよ。

これは相当なこだわりがないとできませんよね。

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狐に羽織を着せてるのは、ただ面白がってしてるんではないんですって。
「ちゃんと意味があるんですよ。」と教えていただきました。

多分こういうことを仰られていたと思うんですが、何分しっかり頭に入ってなかったので、
その点は、ご容赦を。

大雑把に云うと、
「羽織を着てても狐かもしれない。
 本物のように見えても偽物が多い。
 よって本物を見極められるようしっかりと精進しなさいと。」

という意味あいが込められているらしいです。


それで、ネットでちょっと調べてみたら出てきました。

『宗旦狐』
千宗旦に化けて人と交わっていたという伝説があり、「宗旦狐」と呼ばれていました。

この言い伝えが転じて、先程のような意味合いになったのかもしれないですね。


まぁ、それにしてもこの作者の方は博識ですねぇ~。

以前ある陶芸家さんから、「焼き物は統合芸術。」と聞かされてましたけども、
まさに、陶芸も焼き物もいろんなことを知ってないとできませんね。

こりゃぁ、私みたいなアホじゃ勤まりませんな。
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by tano4sou | 2012-10-08 22:59 | 趣味のやきもの

カエルとネコをあしらった、ポット(鉢)。


観葉植物や花などが窓際とか部屋の中にあったら、雰囲気いいですよね。

眺めてたら、気持ちも落ちついてきますしね。


その観葉植物や草花を入れる容器が、鉢やポットです。

このブログでも、再三紹介してきましたが、今日も面白いポットを見つけました。

このポットは、オリジナル作品と云うのではないようですね。

作者の方が通われている陶芸教室の先生が作られていたものを真似て、
作ったものらしいです。

まぁ、公募展とかに出すんじゃなくて、自分ちで使うだけだから、
いいんじゃないですか。


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カエルさんとネコさんのポット。

作り慣れていないみたいで完成度はもう一歩、というところはありますけど、
カワイイ感じは出てるんじゃないですか。

カエルさんのポットは、観葉植物がちょっと大きくて、表情がちょっと
分かりにくいのが残念ですね。

ネコさんのポットは、表情が飄々としていてどことなく憎めない感じです。


一般的な器にしろ何にしろ、やっぱり「使ってナンボ」ってとこがありますから、
植物や草花などを植えて実際使ってみるのが一番ですね。

そうすれば、作られた焼き物の良さがより分かるんじゃないですかね。

ポットにとって、植物や草花が衣装みたいなものだとしたら、
やっぱあった方がいいですよね。
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by tano4sou | 2012-10-07 23:11 | 趣味のやきもの

“面白い"けど、“グロテスク”。 あなたは、どっち?。


今回の作品はカエルなんですが、巷でよく見かけるような、目ん玉クリクリの
カエルさんではないです。

どちらかと云えば、作者の想像力がふんだんに盛り込まれた
オリジナルなカエルさんですね。

となると、あまりパッとしない作品のように思われるかもしれませんが、
そんなことはないですよ。

そりゃあもう、インパクトありますよ。
ありすぎるくらいあるんです。

インパクト有りすぎて人によっては、“グロテスク”と感じるかもしれませんし、
はたまた、“オモシロイ”と感じるかもしれません。

感じ方は人によって、大きく違うでしょうね、これを見たらね。

こういう作品です。


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ねっ、どうです?。

インパクトあったでしょ!。
グロテスクだったでしょ!。

中には「それほどでも。」っていう人もいるでしょうけど、大概は、
さっきのように思うんじゃないですかね。


一般的にグロテスクなモノってなかなか受け入れられにくいもんですけど、
でも逆に云えば、それだけリアリティがあるってこと。

見た人の気持ちを揺さぶったんですから、悪いことじゃないです。

むしろ、望ましいことですよ。

ただ、表現がどうだったか、ということだけでね。


最後に、アップの写真でお終いにしましょう。

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by tano4sou | 2012-10-05 22:37 | 趣味のやきもの

鯉の滝登りの絵皿。



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鯉が描かれた絵皿。
大皿ほどではないので、中皿かなという印象ですね。

ここでは、お皿の大きさはそれほど重要ではないです。
あくまで主役は鯉の絵ですから、大きさについては一旦横に置いときましょう。

眼を皿にして細かいところを見れば、もっと滑らかに塗れるとか線もキレイに彫れる
ということはあるでしょうけども、でもそれは、今後の稽古次第でどうにでもなるものですし、
繰り返しやったら身についていくものだと思っています。

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それより、彫った線や絵付けした色合いなどが生き生きとしてることが、
何より素晴らしいじゃないですか。

滝登りの如く、鯉が勢いよく泳いでいる感じがしますよね。

技術的なことは今一歩でも、雰囲気はちゃんと出せてる、
そのことが重要じゃないですかね。


これからもっと研鑽していただいて、より魅力ある作品を描いていただいたらと
思いますね。
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by tano4sou | 2012-09-29 22:24 | 趣味のやきもの

背中で主張してる、ミニチュアわんこ。


掌に乗る、ミニチュアのわんこ。

何かの本を見て作られたのか、粘土が余ったから作られたのかは、
分かりません。

能書きなんかは全く関係ありませんね。
とりあえず見ていただきましょう。


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いきなり、背中でビックリしましたぁ?。

でもねぇ、このバックショットが何とも云えないんですよね。

中年のオジサンの哀愁漂う背中とはもちろん違うんだけど、何かね、こう、
訴えかけるものがあるというか、感じさせてくれんだよね。


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至って、シンプル。

カワイイ、それだけ。


カワイサ満点なんだけど、こだわるトコはこだわってます。

この足の裏なんか、ついつい忘れちゃうとこだけどね。


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肉球まで、丁寧にちゃんと入れてるのがいいね!。

見えないところにも気を配るというのは、とってもいいことだし、
また遊び心溢れた感じでね、ステキですよね。
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by tano4sou | 2012-09-22 21:33 | 趣味のやきもの

スイカって、蚊遣り器の定番のひとつじゃない?。


9月の半ばだというのに、まだまだ暑い日が続いてます。

蚊遣り器もまだまだ頑張って働いてますね。


先日、自由な発想で作ったら面白いんじゃないかなと思って、
信楽での『かやりき展』の案内をさせていただきました。

そういう目で見てるとやはり、蚊遣り器を作られてる方もいらっしゃるようですね。

例えば、こういうの。


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昔は、夏と言えば、「金鳥の夏、日本の夏」というフレーズを思い出すくらい、
蚊取り線香はとても身近なものでした。

「蚊遣り器」もいろんなタイプのモノが使われてるはず。

その代表的なものと云えば、やっぱ“ブタさん”の蚊遣り器でしょう。

それから、今回のようなスイカをモチーフにして作られた「スイカの蚊遣り器」も、
面白いんじゃないかな。

蚊取り線香を支える棒も焼き物で作られてたり、内側にはスイカの種の絵を書込まれてたり、
スイカの縞も外側にしっかり描かれてあります。

メッチャ、夏らしい焼き物となってますよね。


蚊に刺されるのは、うっとうしくて敬遠したいことなんでしょうけど、
「蚊遣り器」を使うこと自体は楽しいことなのかもしれませんね。

今シーズンも残りあと僅かだし、もうひと踏ん張りしてもらいましょう。
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by tano4sou | 2012-09-16 20:38 | 趣味のやきもの

水分の抜き方が絶妙な、鬼瓦。



まずは、この写真から。


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お寺の古い鬼瓦を模して作られてるようですね。
それでもやはり、迫力ありますよね。

ぐっと見開いた眼、大きく開いた口、鋭く生えたキバ、どれをとっても
勇ましい感じがします。

最近はどうしても、ろくろを挽いて作ったり、或いは手捻りで作ったり、
する事が多いようですね。

だから、なかなかこういう細工物を作られる方は少ないですよね。


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こういう複雑な細工物を作る時に一番注意するのは、何と云っても
うまく乾燥させることに尽きますよね。

つまり、水分をどうコントロールするかということなんですね。

どうしても、ひびが入ったり、切れたりすることがよくありますからね。


良いカタチをつくることには十分目を配ると思うんですけど、“乾燥させる”
“水分を抜く”という工程が、実は大事なんですよね。

陶芸や焼き物においては、様々な工程で水分が影響してます。

水分についてちょっと注意するだけでも、かなりうまくいくと思いますね。
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by tano4sou | 2012-09-11 22:09 | 趣味のやきもの

案外、制作中の作品はオモシロイ!。


陶芸は、焼き上がってみないとどんな感じになるのかは、分かりません。

特に、色味についてはそうですよね。

なので、焼成済みの作品に目がいきがちですが、実は制作途中の作品も
案外面白かったりするんですよ。

それではまず、鉢から。


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一見すると、「アレッ、お鍋かな」と思っちゃうかもしれませんが、
そうじゃないんですね。

「蓋が付いた鉢」。
お菓子を入れたりできるんです。

何と云っても、取っ手から蓋まで拡がっている“掻き落とし”が、目を引きます。

それで、シャッターを押そうと思ったんですね。


次は、花器ですね。


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どうです、独特ですよね。

花器の口が端にずれてるし、上部部分がメッチャ張り出してもいるし、
さらに石がバンバン混ざってるし、そりゃあ誰が見ても“独特”だと思うでしょうね。

なかなかここまでの造形をするのも、結構勇気がいったりしますからね。


いずれの作品も、制作途中のモノでしたけど、個人的には嫌いじゃないですよ。
どちらかと言うと、“好き”かな。

もちろん、作り手さんのイメージはあるでしょうが、まだ焼き上がっていないんで、
見る側が自由に「どんな感じに焼き上がるのかなぁ~」と、自分の感性で
イメージできるのがね、イイですよね。

焼き上がったら、そのものズバリになって、イメージが拡がりませんから。

この2作品もどんな風に焼き上がるんでしょうかね?。
楽しみですよね。
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by tano4sou | 2012-09-09 23:28 | 趣味のやきもの