カテゴリ:陶芸・やきもの雑誌&本( 8 )

「陶芸の釉薬」、ご存知ですか?。


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写真の本は、陶芸で使う釉薬について書かれた本。

「うわぐすりとは」から始まって、「基本釉の調合」「灰釉」「伝統釉の調合」
「新しい釉の調合」「釉掛け技法」について、詳しく解説されており、その上、
基本的な窯の焚き方まで書かれています。

総ページ数は、約300ページ弱。
そして、この本の第1版は、1976年6月。
写真の本は、1994年12月第27版。

版を重ねて、非常に多くの方々の役に立ってきました。

サブタイトル「理論と調整と実践」とあるように、要は、釉薬については、
大概の事は分かるという代物だと、いうことですよね。


このような本を、作品を作っていない私が何で持ってるかというと、
作家さんとかアマチュアのベテランの方々と話している時に、多少は
知っていた方が話がスムーズにいったりしますし、また、教えていただいた
ことを確認してみたい時なんかには役立つからですね。

頻繁に読んだり見返したりはしていないので、やや"宝の持腐れ”感は
有りますけれども、ご自身で窯を持って焼かれてる方は、持っていて
損はないと思いますね。

釉薬の調合が理解できていると、市販の釉薬を使うにしても、
耐火度を高めたり、釉薬の流れを抑えたり、自分の焼き方(窯)に
合せることができるんですよね。

年数が立てば、本文の数値は変わってるモノもあり、各自が微調整する
必要はありますが、1冊は持っておかれた方がイイと思いますね。

自分だけの、オリジナル作品を作りたいのであれば、尚更ですね。


しかし、ボリュームがありすぎますからね、一気には読めません。

眠たくなっちゃいますからね。
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by tano4sou | 2013-01-26 23:54 | 陶芸・やきもの雑誌&本

「樂吉左衞門さん」特集の、『芸術新潮』。


正月の「樂吉左衞門さん」を取り上げたテレビ番組は、皆さん良くご覧になってたようで、
やはり話題にはよく上ってきます。

なかなか共感しあえないと愚痴っぽいことをいったりしてる私のような者もいれば、
「楽焼の作り方を初めて見れて、良かった。」という方もいらっしゃったり、ホント
見た感想は人それぞれだなぁと感じています。


そう云えば以前、『芸術新潮』という雑誌で、「茶碗・茶室」を特集した号があったことを
思いだしたんで探してみましたら、出てきましたよその雑誌が。

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『芸術新潮』2008年3月号
〈大特集〉-「樂吉左衞門が語りつくすー茶碗・茶室・茶の湯とはなにか」」

目次は、次のようになっています。

茶碗と茶室一 満月と侘び 村田珠光
茶碗と茶室二 すこやかで骨太なもの
茶碗と茶室三 闇の中へ 千利休
茶碗と茶室四 破格という叫び 古田織部
茶碗と茶室五 遊びの勝利 本阿弥光悦
茶碗と茶室六 彼方への回路 樂吉左衞門


まずは、それぞれの項目について、編集部の方々が取材してまとめた内容(記事)が
最初にあって、その後、樂吉左衞門さんが先ほどの項目について語るという流れで、
ページはすすんでいきます。

その他にも、それぞれの人物が生きた時代について、解説されているページもあり、
ボリューム満点という感じですね。

事実、約90ページにも渡って紙面を割いていますので、十分読み応えのある内容に
なってると思いますね。


購入した時には、じっくり読もうと思ってたんですけど、ちょこっと拾い読みだけして、
そのままになって“積ん読”状態になっていました。

せっかく素晴らしい番組を見させてもらったので、これをきっかけにまた
読もうと思います。

樂吉左衞門さんが語られているテレビ番組をみて興味をもたれた方、
楽焼きに限らず茶碗をメインに作られている方、
特に、オススメです。

きっと、茶碗に関しての、新しい見方、捉え方ができると思いますよ。
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by tano4sou | 2013-01-20 22:16 | 陶芸・やきもの雑誌&本

「土偶・コスモス展」図録、手に入れました。


信楽の〈ミホ・ミュージアム〉で開催されていた「土偶・コスモス展」の図録を
入手いたしました。

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分かり易く“図録”と書きましたが、実際には「土偶・コスモス展」の
公式カタログとなっています。

というのも、美術館とか主催者の製作・発行じゃなく、“羽鳥書店”というところが
発行しているので、そう呼ばれているんでしょうね。

実際、この公式カタログは書店で購入しましたから、通常の“図録”とは
若干違うんですね。

でも、公式カタログに準拠して会場内に土偶や土器が展示されているので、
内容は大いに関連付けられています。

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( ※ 「土偶・コスモス展」公式カタログの表紙カバー )


図録(ここでは公式カタログ)には、国宝や重要文化財をはじめとして、その他多くの
土偶・土器も掲載されていますので、見ごたえのある内容ですね。

単に写真だけの掲載にとどまらず、“土偶の起源”とか“土偶の役割”など、
土偶というモノを深く掘り下げて、教えてくれています。

写真集というより、資料というべきかもしれませんね。


それにしても、ページをめくってると、先月見た時の感動が蘇ってきます。

縄文時代の土偶や土器の造形力は、どこから出てきたのか、
感嘆するばかりです。

ホント、「スゴイなぁ~」の一言ですよね。

そのスゴさに触れるには、公式カタログが一冊 手元にないとね。
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by tano4sou | 2012-12-07 21:28 | 陶芸・やきもの雑誌&本

陶芸雑誌 『 陶工房 №67 』 発売中。



数少なくなった陶芸関連の雑誌のうちの一つである『 陶工房 』ですが、
只今、通巻第67号が発売中です。
廃刊が相次いでいる陶芸雑誌ですから、大変貴重な一冊です。

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今号の特集は、「オブジェ陶」。

みなさんもよくご存じの、林康夫さん、柳原睦夫さん、杉原康益さんを、
取り上げています。

豊富な写真で作品を紹介するのはもちろんですが、「オブジェ陶」に対する
考えや見方、それを行うようになったいきさつなども、文章で丁寧に
説明されています。

写真になっている作品を見るのもそれは参考になりますけども、
むしろ文章を読み込んだ方がはるかに役に立つと思いますよ。

ホント、“目から鱗が落ちる”ヒントとなるような、
イイことが書かれてますから。 

そういうの見つけたら、メッチャ感動しますよ。


とはいえ、多くの作品自体にインパクトがあるので、写真を見るのも
もちろん楽しいですし、大いに刺激を受けるでしょう。

他にも面白い記事や企画も掲載されていますが、先の「オブジェ陶」の
ページだけでも、十分値打ちがありますね。

『 陶工房 №67 』、なかなか面白い紙面構成になってますよ。
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by tano4sou | 2012-12-01 22:25 | 陶芸・やきもの雑誌&本

「やきもの雑誌を読むのも、面白い。」の、続き。



今年の初め、1月に「やきもの雑誌を読むのも、面白い。」という記事で、
『 淡交 別冊11月号愛蔵版〈数寄・日本の心とカタチ〉』という雑誌を、紹介しました。

こちら。

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で、この雑誌はシリーズとなっていて、陶芸・焼き物好きにダイレクトに関係する
ものとして、『 淡交 別冊10月号愛蔵版〈数寄・日本の心とカタチ〉№2 』 という
雑誌もあるんですよ。

タイトルは、『 茶碗〈茶をのむうつわの用と美〉 』 。
主に、楽茶碗などを中心に紹介していますが、その内容といったら、
単なる焼き物の枠には治まってはいません。

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この雑誌を発行しているのが、茶道関連の書籍を数多く出版している淡交社ですから、
茶碗をはじめとしてやきものに大変造詣が深いので、それは当たり前と云えば
当たり前かも、です。

内容に関しては、様々な面から深く掘り下げて、捉えようとされていますから、
非常に理解しやすいですし、また読み物としても興味深く面白いモノになってます。


例えば、このようなページがあることでも、その一端は垣間見えるのでは‥‥。

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単に、カタチがいいとか、焼き上がりの色がいいとか、
それだけじゃない魅力もきっとあるんでしょうね。

そういうのを教えてくれるのが、こういった雑誌や書籍なんでしょうね。
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by tano4sou | 2012-11-25 20:03 | 陶芸・やきもの雑誌&本

やっぱ本は、見るんじゃなくて読むモノですね。


陶芸をされてる方の中には、茶碗を作られてる方は多いですよね。
楽焼茶碗だったり、本焼きの萩茶碗だったり。

特に、おじさん達はよく作られますよね。


で、そういうおじさん達が参考にするものといえば、俗に銘碗といわれるような、
過去に作られた茶碗です。

展覧会の図録や陶芸関係の書籍や雑誌に掲載されている茶碗を見て、
一生懸命似せようと苦心されてます。

この本も、そういう参考となる部類の本のひとつです。

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しかし参考として、茶碗の写真を見るだけならこの本でなくてもいいですね。
他の本や雑誌でも十分です。

この本は、実際に文章を読んでこそ、役に立つモノだと思っています。

「茶碗のこういう点に着目したらいいのか」とか「こんな見方をするのか」といった事とか、
茶碗の背景や「茶碗とは何ぞや」といった事が、理解できるんですね。

なんせ、楽家15代 樂吉左衛門 さんが、銘碗一つひとつを、自分の言葉で
解説してくれてますから、読み応え十分なんですよ。

作品をじっくり見ることはもちろん大事です。

と同時に、モノの見方もそれ以上に大事じゃないかなと、個人的には思ってるんです。

これもね、陶芸家さんにお会いしてお話させてもらったからこそ、
思うようになってきたんですね。
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by tano4sou | 2012-07-18 22:14 | 陶芸・やきもの雑誌&本

何の本が陶芸に役立つのか、わかりませんよね。


昨日の「安食ひろ・潤 二人展」に行った帰りに、お友達の家でお茶をいただきながら、
展覧会の感想を話していて、盛り上がってました。

そしたらその時、友達の一人がこれが面白いと云う事で、みんなの前に
とある本を出してきました。

それは以前、良い本だからという事で私が案内した本でした。

今では友達に薦めるぐらい気にいってくれているというのが、
『盛り付け秘伝』という本です。


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この『盛り付け秘伝』という本、要は盛り付けを紹介した本なんですが、
ただの盛り付けの本じゃぁありません。

日本の著名な十数人の陶芸家・漆芸家の器に、和食・中華・イタリアンの料理人が
料理を考えて盛リつけると云うもの。

でさらに盛付けた後、料理人が他の二人の料理と盛り付けを、批評し合うんですよ。


最初に器を見た時の驚きや困惑、実際に料理を作って盛った時の感想、
そして他の料理人の盛り付けの感想を述べると云うように、展開していきます。

そこには、それぞれの料理人が発した言葉がそのまま載せられています。
料理人の、生の、本音のコメントが、本当に面白い。

「自分の事は棚に上げて‥‥」云うところなんか、メッチャ面白いです。


この本も、先だって案内した『抜く技術』と同様、陶芸の技法は一切出てきません。

著名な陶芸家の作品はいくつか出てくるので、勉強になる、参考になると云えば
なるなぁ、というその程度です。

でも、料理人が器をどう見てるか、料理との相性をどう捉えているか、
と云う事はよくわかります。

そういう点で、間接的に陶芸にも役に立ちます。


がしかし、陶芸の役に立つ・経たないと云うことを抜きにしても、
純粋に、読み物として、面白いですよ。

ドキュメンタリーですしね。
作りもんじゃないですから。

時間を忘れて読みふけること、間違いないです。

是非、ご一読あれ。
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by tano4sou | 2012-02-17 23:10 | 陶芸・やきもの雑誌&本

やきもの雑誌を読むのも、面白い。


いつもと違って、今日は、陶芸・やきもの雑誌の紹介。

まずは、去年古本で見つけて気に入った
『 淡交 別冊11月号愛蔵版〈数寄・日本の心とかたち〉』です。

表紙にドカッと、古伊賀水指「破袋」が載っています。

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この雑誌では、土味や釉薬などの鑑賞のポイントをピックアップしながら、
名品を紹介してくれているので、とてもわかりやすいです。
やきもののアウトラインを知るのには、とてもいい雑誌です。

でもこの表紙の水差し、何とも云えないですね。
好きですねぇ~。
ゾクゾクしてきますねぇ~。



それから、『 つくる陶磁郎 №26 』。
皆さん良くご存じの雑誌ですね。

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陶芸をしていると、失敗はどうしてもつきものですが、
その失敗の原因を説明してくれている雑誌です。

「へぇ~そういうことかぁ~。」
「なるほどそうなんだ。」

読んでいると思わずうなずけることも多々出てきます。

「やきもの」って、試行錯誤しながらやっていくものだと思いますので、
こういう内容の雑誌があると、とても有難いですよね。
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by tano4sou | 2012-01-10 18:55 | 陶芸・やきもの雑誌&本