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「灯り」っぽくない、「灯り」。


秋口になると皆さん、特に女性の方々がよく作られる灯り。

一般的には、円錐形とか筒形を逆様にした(ひっくりかえした)ような形に、
孔を開けたり、切れ込みを入れたりして、灯りを作られます。

でも、この灯りはちょっと違うんです。

全くの逆の発想で作られてます。

こういう灯りです。

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どうですか、これだけいろんなところに孔が開いてる灯りって、
なかなか見ないですよ。

てっぺんが空いてるし、三角の切れ込みもいっぱいあるし。

それに装飾も、灯りの周囲に紐をぐるっと廻してますよね。

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なんでね、この灯りを一言で云っちゃえば、「面白い!」。
それに尽きるよね。

灯りを点けてなくても、サマになるんだから。

とにかく、灯りっぽくないところが、断然イイ。



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by tano4sou | 2012-04-30 21:24 | 趣味のやきもの

たかが「爪楊枝入れ」と、言うなかれ。


右、左、正面と少しずつアングルを変えてますが、今日はこれらの写真から。

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見るからに「爪楊枝入れ」です。疑いようがありませんね。
爪楊枝がそのまますっぽり入る、極めてちっちゃい焼き物です。

生地は半磁器土か何かでつくって、透明釉などで仕上げているのでは
ないでしょうか。

底に向かってちょっと拡がっている形状が、何となく気をひくんですよね。
円筒形のようなシンメトリーな形ではないところが、これがいいんですよね。

実にシンプルな爪楊枝入れですが、存在感ありますよ。

様々な技法を駆使したり、装飾を施したりするよりも、逆にシンプルさの中にこそ
作り手のセンスが感じられますね。

何気ないことがその作品を左右するなんて、あぁ怖いですねぇ~。

作家さんて、大変なんですね。


これは爪楊枝入れで使うのが間違いないんでしょうけども、
例えば、短い茎の花を挿したりしたら、一輪挿しにならないですか?。

ちょっと遊んでみたんですけど、ムリですかね。
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by tano4sou | 2012-04-29 23:13 | 出会った作家作品

倉敷天満屋「慶世良・けせら・QUE SERA」展、始まってます。


昨日、倉敷天満屋で開催されている「慶世良・けせら・QUE SERA展」に、
行ってきました。

今回は、金重有邦さん、隠崎隆一さんとのコラボ企画。

今年2月に行った岡山天満屋での「安食ひろ・潤二人展」に続いての
展覧会訪問です。

訪問した際にDMをいただいたので、アップします。

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安食ひろさんは、この2月の個展で拝見させていただいたし、昨年工房にも
お邪魔させていただいてたので、作品のテイストは知っていました。

また隠崎隆一さんの作品も見たことはありますし、私が絶賛してやまない
『盛り付け秘伝』等の書籍などでも見ていたので、感覚は分かっていました。

ですが、金重有邦さんだけは、実物も見たことがなくて、今回初めて拝見する
という有様で、全くもって私の勉強不足で、お恥ずかしい限りです。


以上のような認識で会場に行ったんですけども、拝見した感想としては、
とても良かったです。

三者三様の表情をみせてるやきものですが、どの焼き物も無駄を削ぎ落としたような、
スタイリッシュな作品に見えました。

新緑が映えるこの季節のように、心の中にすぅっと爽やかな風が吹いたような
印象を受けました。

時間をやりくりしてちょっと無理して行ったんですけども、ホント気分爽快。

なかなかこんな感情を抱ける展覧会も珍しいです。
無理して行って良かったなぁとつくづく思いますね。


倉敷天満屋開店5周年記念
「慶世良・けせら・QUE SERA展」は、
5月3日(木・祝)まで、開催されています。


倉敷天満屋のサイトも掲載しておきますので、時間があれば
是非行かれてみてはいかがでしょう。

倉敷天満屋
http://www.tenmaya.co.jp/kurashiki/art.html


ただ、残念なことは、伺った時間がお昼時だったので、
安食ひろさんに会えなかったことですね。

30分ずらしてれば、会えたのに‥‥。
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by tano4sou | 2012-04-28 22:07 | 展覧会見学・展覧会案内

シーサーと目が合いました。


今日は、シーサー。

ウィキペディアによるとシーサーは、
「沖縄県などで見られる伝説の獣の像。建物の門や屋根、村落の高台などに
 据え付けられ、家や人、村に災いをもたらす悪霊を追い払う魔除けの意味を持つ。」

と、書かれてあります。

沖縄の人々にとっては馴染みの深いものですが、陶芸をされてる方々の間でも
人気のアイテムですので、シーサーはよく作られますね。

シーサーの表情は作った人によってそれぞれ違います。

その表情は、オリジナリティに溢れてることが多いからこそ、面白い作品が
多いんでしょうね。

だからまた、作られる。プラスの循環が働いてる、ということですね。

ではそろそろ、シーサーの登場といきましょうか。

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他の作品と一緒に棚の上に置いてある状態のまま撮影したので、
周囲にいろいろ写っています。

特にバックにある、石膏型で制作中の「巳」はいっぱい写ってるので、
ちょっとうるさい感じもしますが、ご勘弁を。

でもシーサーだけに集中して見てもらえれば、十分楽しめるはず。

シーサーは、作ること自体が楽しいし、また出来上がったら魔除けにもなるし、
まさに一石二鳥です。
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by tano4sou | 2012-04-27 22:13 | 趣味のやきもの

ちっちゃいサイズの焼き物です。


昨日は陶芸教室のお雛様と花器をブログにて紹介しました。

実はもう一つ気になる作品があったんですよ。
この陶芸教室に通われている方が持って来られた、ウサギの置物です。

図体はちっちゃいんですけども、引きつける力はおっきいです。

この作品です。

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小さくても、バランスがとれていたりするので、多分、陶芸家さんとか
造形作家さんなどが作られたんだろうと思いますね。

ホントにちいさいです。大きさはわずか5㎝くらい。
これだけ小さいと、逆にインパクトが出ますね。

おっきいかちっちゃいか。中途半端はいけませんね。

その小ささが、かわいさに拍車をかけてます。

焼き物作りをコンパクトに、ちっちゃくしてみたら、意外やいがい、
面白い作品に仕上がるかも。
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by tano4sou | 2012-04-26 23:45 | 出会った作家作品

またまた、お雛様に出合いました。


ちょっと季節外れの事で気がひけますが、今日もお雛様に出会いました。
今日出会ったお雛様は、こちらです。

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男雛と女雛が一体となったお雛様です。
最近この「やきもの見聞録」ブログでも、何回か紹介しました。

昔ながらの衣類をそのまま表現するのも、結構難しいですからね、
それはそれで、勿論良いんですよ。

でも、こうやって新しいスタイルでお雛様を表現するのも、
すごく良いんじゃないかなと思います。
 
新しい世界を切り開くというかなんかそのような感じがしてて、
とても好意的に受け取っていますね。


お雛様に会ったそばで、気になる作品が他にもありました。

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棚に置いてあったまだ制作途中の花器ですが、なんか惹かれるところがあって、
シャッターを切りました。

それほどスタイリッシュというわけではないんですけど、縦のラインとか
それに沿ってある丸いアメ?がね、なんか気になっちゃって。

ハッキリした理由はないんです。
不思議なんですけどね。

ただ、自分の感性を信じてやってる、ということかな。

えぇっ、カッコつけすぎ?
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by tano4sou | 2012-04-25 23:56 | 趣味のやきもの

刷毛目ぐい呑み。


焼き物はとても好きです。
ですから、たまには購入することもあります。

ちょっと部屋の整理をしていたら、以前購入していたぐい呑みがでてきました。

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このぐい呑みは、松江在住の陶芸家・竹内篤行さんの工房で
実際に見て、手で触って購入したぐい飲みです。

石混じりの黒い粘土に刷毛目の模様が印象的な、独特のフォルムをしています。

ご覧の通り見ただけでも良いんですが、これが触ってもまた良いんですよね。
ぐい呑みをもつと、ちょうど手の指にフィットして、しっくりくるんです。

この、 “しっくりくる感” は、とても大事ですね。

その感覚が、作品をより引き立てると思ってます。

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工房は分かりづらい場所でなかなか辿り着けなかったんですが、
どうにかこうにか、辿り着けたんですよ。

ちゃんと電話で道案内していただいたお陰ですね。助かりました。

その工房で初めて、竹内さんとお会いしたんですけど、
ホント人柄の良さが滲み出てるような方でしたねぇ。

あのむずかしい刷毛目もこの人柄の良さが後押しして、
すぅ~っと描けるんでしょうか。

あの伸びやかな感じといい、なかなか真似できないですよね。
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by tano4sou | 2012-04-24 23:43 | 出会った作家作品

これも、一種の埴輪 かな?。


先日、お邪魔した陶芸クラブでは、本焼きに向けて、いっぱい作品を
作られていました。

そこで、思わずハッとさせられることがありました。

その原因を作ったのが、この作品。

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一瞬、「何なんだ!」と、思いましたよ。

何を表現されてるのかは、もちろん分かりませんけども、「面白いなぁ~」と。
または、現代において考えられる「埴輪」なのかなとも。

そうなったら、「撮らせてください。」と言うしかないじゃないですか、ねぇ~。

作品は一番上の棚に置いてあって、「降ろしてもいいよ」とは言われたんですけど、
壊してはいけないので、自分が椅子の上に乗って撮らせてもらいました。

別のアングルでは、こんな感じ。

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下から、見上げるとまた違った雰囲気がしますね。


それから、ぐるりっとタ~ンして撮ったら、全く別の表情を見せてくれます。

先ほど言ったように、棚の上にあるので、全貌は分かりませんけども、
ガラッと違った表情であることは、分かります。

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こういう作品を見たら興味というか疑問が湧いてきたので、作られた方に聞いたんですよ。

「どうしてこんな造形のモノを作られたんですか?」ってね。

そうしたら、最初はちゃんと「こんなものをつくろう!」って、イメージがあったと
いわれました。

でも、実際作りだしたら、ドンドン別のイメージが湧いて、最終的には
この形になったそうです。


よく、良い作品には 「作意がない」 という言い方をされますが、
良いとは分かっていても、『 作意ゼロ 』 には、なかなかなれません。

作意は、より少ないに越したことはない ぐらいに捉えるのが、
現実的かと思いますね。

なので、作り始めたら、当初のイメージとは違うイメージで作ってしまう
というのは、そういう感覚に近いのかも。

結果、面白い作品ができる、ということじゃないでしょうか。
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by tano4sou | 2012-04-23 20:39 | 趣味のやきもの

花入れと陶板が、出迎えてくれてました。


人間の“先入観”って、ヤバイです。

目の前にあっても、そのすぐ横を通っても、意識してないと
目に入ってこないんですよね。

こんなことがありました。

ちょくちょくお邪魔する陶芸教室の玄関脇に、釣り花入れや陶板が飾ってありました。

でも、今まではあることは知ってはいたんですけど、それほど気にすることなく
家の中へと入っていました。

当然、視覚には入ってたんでしょうけどもね。

それが、先日お伺いした際には、すっと 釣り花入れに目がいったんですよ。

わずか、数十cmの事が見えてないんですから。
無意識でいたらこんなことが起きるんですから、ほんとヤバイですよ。

まぁそれはそれとして、釣り花入れはこちらです。

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フクロウか何かをモチーフとして、作られてるんでしょうけども、なかなか
面白いですよね。

花や植物を上から眺めてももちろん良いんですけども、下から眺める、
同じ目線で眺めるというのも、より面白いなぁと思ってます。

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これだけの花入れを吊るすとなると家の軒などがしっかりしてないと、
ダメですけどもね。

この前 陶芸家さんに、 「見せ方・陳列も作品のうち」 っていう話を
してたんですね、かなり、エラそうなモノ言いですけどもね。

それとおんなじで、上から吊るすというのは、イイアイディアだと思いますねぇ~。


そして、釣り花入れの反対側には、シーサーの顔を彷彿とさせるような、
陶板がありました。

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顔?マスク?、それとも‥‥。
ちゃんと聞かないとヘタなことは言えませんが。

表情が秀逸ですよね。イキイキとした感じでね。
メッチャ面白いじゃないですか。

また、野焼きみたいな感じで、釉薬とか絵付けしてないのも、焼いた板の壁と
よく合っていい雰囲気ですね。


やっぱアンテナはちゃんと上げてないといけませんね。

これだけの作品に、今まで気づいていなかったんですから。
なんか、損した気分になっちゃいましたね。
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by tano4sou | 2012-04-22 22:07 | 趣味のやきもの

まもなく、兜 参上。


来月、5月5日は“こどもの日”、そして端午の節句です。

端午の節句では、鎧兜は子どもに災いがふりかからず、無事に逞しく
成長するようにとの願いを込めて兜などが飾られます。

そもそも、この時期は急に暑くなったりと、昔から病気にかかりやすく、
亡くなる人が多かった。

5月は『毒月』と呼ばれるくらい、季節の変わり目でもあったようですね。

そのため、病気や災厄をさけるための行事が昔から行われていて、
子供の成長を願うと云うこととも、結び付いたようです。

とまぁ端午の節句に関する、能書きはほどほどにして、早速、
作品のお披露目といきましょう。

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もちろんこの兜も、お孫さんの成長を願って作られたものですね。

兜は、雛祭りのお雛様ほどは皆さん作られませんが、こうしてでき上がった兜を
拝見すると、やはり迫力あります。

V字型の鍬形なんかは、その最たるものです。

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色合いもシックな落ち着いた色合いですし、
重厚さをも出してますよね。

後ろの方も、インパクトありますよ。
力強いです。

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これだけ立派な兜を作ってもらったら、
きっとお孫さんもすくすく成長されることでしょうね。
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by tano4sou | 2012-04-21 21:36 | 趣味のやきもの