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陶でできた、ザラザラ「ボトル」。


ボトルと云えば、普通はガラスが多いよね。
他にも、ポリ塩化なんちゃらとか、まぁ素材は様々あるようですが。


先日見たのは、“陶”でできたボトルでした。

本当は、一輪挿しのような花器かもしれないが、栓まで作ってあったので、
ボトルかなぁと。

作られた方も、ずいぶん前に作られたものなので、ハッキリしないなぁと
おっしゃられてましたよね。

見た人が判断してもらえればね。

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ちなみに「ボトル」という言葉は、口の細い瓶を指す(傾向が強い)らしいです。
なので今回の作品は、ボトルと言っても差し支えないようですね。

そういう形状よりも何よりも、質感が面白いですね。

ガラスの、ツルツル、キュッキュッした感じは全くない、
ザラザラゴツゴツした質感。

形はボトルなんだけど、違うモノにも見えてくるから不思議。

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何でもそうだけど、漠然と抱いてるイメージを覆されると、 ドキッとするし、
魅力的に映るよね。
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by tano4sou | 2012-06-30 23:28 | 趣味のやきもの

赤枝郁郎さんの泥仏人形さん。


先日お邪魔させていただいたお宅で、赤枝郁郎さんの泥仏人形さんに、
出合いました。

赤枝郁郎さんは、元々はお医者さんであり、“寂照”の名をもつお坊さんでもあり、
そして、「寂照庵」と云われる工房で、泥仏人形やお地蔵さんを制作されてました。

経歴からすれば、フツウの陶芸家さんではないですね。
(まぁ、陶芸家さん自体、フツウではないとも云えますが。)

しかし、一昨年の10月に亡くなられたとのことで、非常に残残念なことです。


ではまず、最初の作品がこちら。

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続いて、次の作品。

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どちらもとっても小さい作品ですから、思わず“カワイイ”と云いたくなるかも。

陶芸の技術的に、どうこういうようなモノではないですけども、
何より人形やお地蔵さんの表情が良いですねぇ。

どこか穏やかで、やさしくて、ほっとして。

また、すこぉ~し上から覗き込むようにすると、目が合っちゃたりしてね。

ちゃんと見守られてるようで、癒されますよ。
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by tano4sou | 2012-06-29 23:48 | ミニミニ・ちっちゃいもの

羽がついてる脚がついてる、枠にハマらない焼き物。

今日紹介するのは、ちょっとユニークな焼き物。
鉢なのか花器なのか壺なのか。

カンタンには、用途を特定できません。

ですから用途の特定よりも、作品を楽しんだ方がいいですね。
こういう作品は特に。

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こんなカタチをだれが思い付きます?。
(ひょっとすると、手本となるものがあるかもしれませんが‥‥。)

ラインが彫られ、白い釉薬もかかり、多分機能的には取ってだと思うんだけど、
両サイドに羽がついてたりしますしね。

おまけに脚まで。

実際には使えるものとして作られたんだろうけど、“生”が感じられますね。
なんか、生き物のように見えてしまいます。

言い悪い、好き嫌いは当然あると思うけど、やっぱ面白いよね。

枠にハマっていない作品って、どこか魅力的だな。
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by tano4sou | 2012-06-28 23:50 | 趣味のやきもの

白磁の焼き物。香炉かな(?)。


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この「やきもの見聞録」ブログでは珍しい白磁の香炉。
(多分香炉だと思うんですけど、間違ってたらゴメンナサイ。)

蝶や花弁や、葉っぱなどを彫り込んで表現してますね。

どうやって作られてるのかは全く分かりません。
作家さんにも聞いてませんし、見当がつかないです。

まぁそんなことより、作品を見て楽しんでもらったらいいんじゃないかなと。

今日は能書きは必要なし、ですね。
では早速、見ていただきましょう。

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それにしても細かい仕事ですよね。
細かいことが苦手な私にとっては、本当に尊敬します。

これこそ、“ ザ・工芸 ”と云われる焼き物ですね。

思わず、あのフレーズが思い出されます。

“ いい仕事してますねぇ~!” っと。


この白磁の作者は、人間国宝“近藤悠三”さんの内弟子、古堅幸雄さん。
日本工芸会・正会員。
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by tano4sou | 2012-06-27 23:17 | 出会った作家作品

野峯窯は、新緑に包まれてた。

今日、久し振りに野峯窯にお邪魔しました。

春にお伺いしてから少し経っただけでしたが、今はもうすっかり樹木が生い茂ってました。

初夏から夏にかけての今の時期は、一年でも一番イイ季節じゃないかなと、
個人的には思います。

それに今日は、梅雨の合間、天気にも恵まれ、気分のよい時を過ごせましたよ。


お邪魔して最初に目についたのは、この花器。

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その造形といい、焼きの色合いといい、そこに樹木の葉が入ってきてさらに、
良さがよりアップして感じられましたね。

生き生きとしたお花や樹木を活けたりしてるからかもしれませんが、今日は、
すごく花器にひきつけられました。


ちょっと遊んで、普通とは違うアングルでも撮ってみました。

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それから、こんな写真も撮れたんで、載せますね。

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作品が良いのは言うまでもありませんが、野峯窯の最大のウリは、何といっても
“ロケーション” だと思っています。
ここの場所ですね。

公道から野峯窯に入るには、緑のトンネルを抜けて行くんですよ。

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道の左側を道路に供出するまでは、鬱蒼とするぐらい樹木が茂っていたので、
まるで別世界に抜けていくような感覚でした。

でも、こんなトンネルを抜けて行くなんて、そうはないですよ。

さっきの写真を見て、この先に窯元さんがあるなんて、想像できます?。



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by tano4sou | 2012-06-26 23:56 | 展覧会見学・展覧会案内

豆皿・小皿の雑誌を見つけたよ。

 
最近の注目アイテム、豆皿・小皿。
(あくまで個人的なものですが‥‥)

以前、豆皿の本も紹介した事がありましたよね。

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小さい判型の、ページが多い本でした。
キレイな写真もいっぱいだった。

他にも書籍はいくつもあったが、陶芸雑誌ではなかなか、見かけなかった。


ところが先日、豆皿・小皿の特集が載っている『陶遊』のバックナンバーを
手に入れたんです。

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そんなにページを割いているわけではないですが、豆皿の作り方や楽しみ方が
掲載されてました。

それに、先ほど紹介した本の著者のコレクションも紹介されてました。


豆皿・小皿の何がイイって、それは ちっちゃいこと だね。

それはもう単純に、大きいとか数が多いとか小さいという事だけで、
インパクトがあるからさ。

だから、面白いんだね。

小さい分、作るにはそれなりの技術も必要だし、器としての機能だけでなく
見た目も必要とされるから、それなりの大変さは、もちろんある。

でもトライしやすいから、やってみることは決して、マイナスにはなんないね。

そうすると「豆皿・小皿」には、これからも目が離せないなぁ~。
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by tano4sou | 2012-06-25 23:49 | 豆皿・小皿

細い線がきれいな、赤絵の茶碗が出来上がり。 ( 続き )


実は、昨日の赤絵の話には続きがあるんですよ。

昨日紹介した作者の方は書道もやっていたり、絵も書いていたりしましたので、
元々、画力はあったんだと思います。

それが、ちょっとしたコツを掴まれると更に自信をもって絵を描かれるように
なったんですね。

一緒に陶芸を楽しんでる仲間にも、好影響がみられました。

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「お皿に描く絵柄を何にしたらイイ?」など、陶芸教室の仲間の方からの
相談にのっていた際の事。

絵柄のモチーフを考えられてる時、音符とかピアノの鍵盤とかが候補に
でてきてたんですね。

そこで聞いた独り言がすごかった。

「音符は、ここじゃないんだなぁ~。」

つまり、音符を描くことは決めたけど、後はそれをどこの位置に描くかと云うことが、
残ってたんですよね。

それをですねぇ~、「ここじゃないんだなぁ~」って言えるというのは、
スゴイことだなぁと、思いますよね。

一流の作家さんのこだわりみたいな感じじゃないですか、ねぇ~。


ある意味、ものすごい成長ですよね。

描く前は絵柄のモチーフ決めから全体のレイアウトまでアドバイスを
受けられたんですけど、最終的には全体のバランスを見て、ご自身で
そう判断されたわけですからね。

ちょっとした“コツ”が、好循環を及ぼすと、周りの人たちも
意識も変わってくるんですね。

恐るべしですね。

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by tano4sou | 2012-06-24 23:57 | 失敗は成功のもと

細い線がきれいな、赤絵の茶碗が出来上がり。


まず、この赤絵の茶碗をご覧ください。


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で、どうですか。しっかり絵付けができてますよね。

ひとつは絵(線)の書き方がうまいこと。
もう一つは、焼成の仕方が良いこと。
その両方が相まって、良い絵付けとなってますね。

その絵付けですが、線がかすれてしまっていたり、という事はよく見受けられます。
この茶碗を描いた方も例外ではありませんでした。

でもそれがある時、キレイに描けるコツを掴まれたんですよ。

ご本人からお聞きしたんですけど、私の記憶もあいまいなところがあるんですが、
とても良い話だったので、ちょっとまとめてみます。


絵付けのコツは、ゆっくり描くこと。
焼き物の上に絵の具を置いていく位のイメージで描く。

絵具は筆の毛を伝って下りてくるので、それまでは、動かさないというぐらいの
感覚ですね。

筆を動かすのが早すぎると、結局カスレとかに繋ってしまうわけですから、
紙の上に描くような感覚ではうまくいかない、ということですね。

それは、線を描くのも面を塗るのも、同じ。

そのほんのちょっとした“間”が、大事なんですね。

描かれたご本人は、イイ “コツ”を、 掴まれたような気がします。
皆さん参考になさってみては、どうでしょう。
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by tano4sou | 2012-06-23 23:58 | 失敗は成功のもと

温故知新じゃないけど、旧いものが役に立つ?!。


皆さん、リヤカーはご存知ですか。
荷物も運ぶ“アレ”ですよ。

昔はよく見かけていましたけど、最近ではあんまり見かけなくなりましたよね。

そんなリヤカーですが、すごく重宝したらしい、です。

それは、先日行われた「made in Kurashiki in くらしき」での、出展者さんの作品や
什器などの搬入出にとても役立ったと、実行委員の方からお聞きしました。

荷台の板がめくれ上がった、だいぶ年季の入ったものですが、
そのリヤカーがこちら。

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イベントの告知では、今はやりのfacebook やブログなどがもちろん、
役立ったと思います。

そんな中、時代遅れを感じさせるローテクのリヤカーが役立ったなんて、
なんか不思議な感じがしますよね。

何かにつけて、新しいモノとかハイテクのモノが良いという風潮もありますが、
時と場合によっては、そうではないんだなぁって、この事は教えてくれますね。

人間社会でも是非、こうありたいものです。

決して、粗大ゴミにならないように。気をつけましょう、お互いに。
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by tano4sou | 2012-06-22 22:30

7月初めまで。「柳宗悦展」開催中。


ただいま「柳宗悦展」が開催されています。
先日分かったことなんで、急いで案内してます。

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場所は、広島県三次市の「奥田元宋・小由女美術館」。
中国自動車道の三次インターから車で3分くらいの場所。
会期は、7月8日(日)まで開催中。
開館時間は、am9:30 ~ pm17:00 まで。
但し、7月4日(水)は、閉館時間を pm21:00 まで延長。



民芸運動を推進した「柳宗悦」が見出した各地の工芸品ゃ、共に民芸運動を
担った河井寛次郎、濱田庄司や棟方志功の作品など、約350点を一堂に
展観しているそうです。

民芸好きの方、或いは興味のある方は観に行かれてはいかがでしょう。

詳しくは、美術館のサイトでご確認ください。
http://genso-sayume.jp/index.html


「奥田元宋・小由女美術館」には、以前一度、「川喜田半泥子展」を
観に行ったことがあるんです。

生の半泥子の作品を観るのは初めてだったので、とても感動した事を
覚えています。

そしてその時にこの美術館では、ロビーから夜空の月を鑑賞できる
という案内が、あったんですね。
満月の夜は夜21時まで開館してて、見学することができるというもの。

先ほども書きましたが、それが 7月4日(水) なんです。

その日に訪れることができる方は、池の水面に映る月を見ることができますよ。

きっと幻想的だろうなぁ~。

写真のようにね。




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( ※ 写真は、奥田元宋・小由女美術館サイトより )
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by tano4sou | 2012-06-21 23:41 | 展覧会見学・展覧会案内