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「安喰ひろ」さんの二人展が、始まります。


明日8日(木)から、松江の一畑百貨店松江店で、
『 安食ひろ(茶碗)・アジキヒロ(人物画)二人展 』 が、始まります。

「安喰ひろ」さんの二人展が、始まります。_c0018051_2226473.jpg


二人展と書かれていたら、まぁ一人は安食ひろさんと分かりますけど、
もう一人の「アジキヒロ」とは誰なんだろうと思うでしょ?。

展示してるモノが茶碗と人物画というので、別々の人物に見たててますが、
要は“安食ひろ”さん一人なんじゃないかなと、思ってます。

こういう、お茶目なとこがまた“安食さん”らしいです。

とはいえ、あくまで個人的に、安食さんお一人だと思っているだけですので、
実際に行ってみて確認したわけではありませんから、もし、万が一、
違ってましたらお許しください。


安食さんの本職は陶芸家です。
では人物画の絵の方はどうなのかなと疑問が湧いてきますが、
それは杞憂に終わりそうです。

安食さんは武蔵野美術大に進学され、画家を目指されてたみたいで、
(実際は中途退学されてますが‥‥。)
絵に対しても造詣がおありですから、きっと人物画も茶碗のように
いい出来なんじゃないですか。

一回の個展で、毛色の違う2つのジャンルの作品が味わえるんですから、
これはお得ですね。


先ほどの、同一人物かどうかのチェックも兼ねて、
是非、足を運んで欲しいですね。


『 安食ひろ(茶碗)・アジキヒロ(人物画)二人展 』
平成24年11月8日~11月13日
一畑百貨店 松江店5階美術サロン
# by tano4sou | 2012-11-07 23:14 | インフォメーション

「備前焼 桃山から現代へ―」 開催中。


島根県安来市の「加納美術館」では、7月より12月24日まで、
『備前焼 桃山から現代へ― 金重陶陽と安倍安人』展を開催しています。

「備前焼 桃山から現代へ―」 開催中。_c0018051_21573470.jpg
「備前焼 桃山から現代へ―」 開催中。_c0018051_21573842.jpg


備前焼“中興の祖”である金重陶陽の作品とメトロポリタン美術館にも収蔵される
安倍安人の作品が、展示されています。

片や細工物の香炉、片や彩色備前。

金重陶陽の細工物は、ホントに繊細で鳥や動物のディテールにもこだわって
作られていますし、茶碗等は美しいフォルムをしていて存在感に溢れています。

また安倍安人の作品は、彩色備前に見られるようにド派手な印象を受けますが、
実際その作品と対峙すると、意外なほど落ち着いた印象を与えてくれます。

作品のテイストは全く違うんですが、意外にも同じような印象を与えてくれることが
ありました。

それは、どちらも 「品がある」 ということ。

細工の技術をひけらかすのでもなく、ただ派手な色を使ってるのでもない。
作品が、すぅっと心に入ってくるんですね。

なかなかそういう作品にお目にかかることはできませんし、特に、
安倍安人の作品は一度現物を見てみたいと思っていましたので、
見ることができて とても良かったです。


この加納美術館は、有名な足立美術館から中国山地に向かって車で10分ほど
の場所にあり、周りは田んぼや山に囲まれた田舎の山間地にある美術館です。
規模も大きくありませんし、収蔵点数も少ないかもしれません。

でも、こと備前焼に関しては、充実した美術館と云えると思います。

まだ会期も一カ月半ほどありますので、是非足を運ばれてみては
いかがでしょう。

「品のある」作品と対峙してみてくださいね。
詳しくは、加納美術館のサイトでご確認ください。

〈 加納美術館 〉 http://www.art-kano.jp/
# by tano4sou | 2012-11-06 22:05 | インフォメーション

P300の大作、『備中神楽』。


先月22日のブログで案内した「佐藤定展」に先日、行ってきました。

で例の、あの作品、「備中神楽」を見てきました。
約3m×2m弱の大きさのP300サイズ。
本当に迫力あります。

P300の大作、『備中神楽』。_c0018051_23185816.jpg


備中神楽の舞を描いたものだとは思いますが、演目は分かりません。

サイズも小さいし、質感も再現できてはいませんし、非常に限られた画像では
ありますが、見る人それぞれに感じとってみてください。

こういう時って、アレコレ言う必要ないですもんね。


それと今回の「佐藤定展」を見て感じたことは、佐藤定という画家の展覧会である
と同時に、これだけのコレクションをした柚木平吉という人の展覧会(発表会)でも
あるなぁ、ということ。

コレクションの油彩画全てに、付随した物語があるという事が、
それを証明しています。

事実、佐藤定さんは作品集のあいさつの中で、
『柚木氏発起35周年記念展』と記されていました。

やはり、人と人との繋がりがあってこそ、展覧会も開くことができるんですね。


私も陶芸家さんの力になれるよう、いや後押し、いやいや声援になれるよう、
「〈陶芸・焼き物応援ブログ〉やきもの見聞録」を続けていこうと思います。
# by tano4sou | 2012-11-05 23:26 | 出会った作家作品

焼き物の陳列、見せ方で大変身。


今日も良い天気でまさに行楽日和。

各地で様々なイベントが行われてますが、各地の公民館でも、
公民館の各種講座で学んだことをお披露目する作品発表会、
「公民館まつり」「文化まつり」が開かれてます。

焼き物の陳列、見せ方で大変身。_c0018051_2322314.jpg

箱庭というには、ちょっと大きいかなという感じですけど、苔の上に
ミニチュアの建物が点在していて、めっちゃオモシロかった。

端正な花器とか今の時節によくマッチしてる灯りなども、もちろん展示されて
いるんですが、個人的にはこういうの好きです。

まずアイデアがいいし、自分で考えてやってる感が
スゴク感じられる作品でしたから。

そこが何と言ってもイイです。
コピーじゃない、オリジナルってとこがね。

焼き物の陳列、見せ方で大変身。_c0018051_2324477.jpg
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焼き物の陳列、見せ方で大変身。_c0018051_233296.jpg


だから、陶芸や焼き物をただ単に置物にしたり、使ったりするんじゃなくて、
他のものと組み合わせて置いたり使ったりすることは、大事だと思います。

ある陶芸教室の先生も仰ってました。
「楽しんで陶芸をしましょう。楽しく作りましょう。」

そして、作ったものは 「楽しく使いましょう。」 と。

作るだけじゃなくて、使う事が大事。
気に入った作品ができても出来なくても。

ねぇ、この作品だとミニチュア建物を一堂に使ってますから、
存分に楽しんでるってことですね。
# by tano4sou | 2012-11-04 23:15 | 趣味のやきもの

歌川広重VS日本昔ばなし。



久々、目が釘づけになりました。


歌川広重VS日本昔ばなし。_c0018051_23282944.jpg


おおよそ30㎝四方の角皿なんですけど、
なぜか一枚の版画のように思えました。

描かれてる鳥は「雁」かな~とふと思ったら、なぜか分からないけど
自然と、歌川広重の「月に雁」が浮かんできました。

また、大きな山やすすき(?)に注目したら、過去にTVで見た
「まんが日本昔ばなし」のようにも感じました。

もちろん、それらをイメージしたわけではないんでしょうけども、
実に心に響いた作品でしたね。

なかなか、ここまでの印象に残る作品に出合うことは、
最近では、珍しいです。

いいモノを拝見させていただきました。

尚、薄給の身の私にはちょっと手が出せないお値段でしたので、
今回は見送ることに。

ざんね~ん。
# by tano4sou | 2012-11-03 23:29 | 出会った作家作品