明日8日(木)から、松江の一畑百貨店松江店で、 『 安食ひろ(茶碗)・アジキヒロ(人物画)二人展 』 が、始まります。 二人展と書かれていたら、まぁ一人は安食ひろさんと分かりますけど、 もう一人の「アジキヒロ」とは誰なんだろうと思うでしょ?。 展示してるモノが茶碗と人物画というので、別々の人物に見たててますが、 要は“安食ひろ”さん一人なんじゃないかなと、思ってます。 こういう、お茶目なとこがまた“安食さん”らしいです。 とはいえ、あくまで個人的に、安食さんお一人だと思っているだけですので、 実際に行ってみて確認したわけではありませんから、もし、万が一、 違ってましたらお許しください。 安食さんの本職は陶芸家です。 では人物画の絵の方はどうなのかなと疑問が湧いてきますが、 それは杞憂に終わりそうです。 安食さんは武蔵野美術大に進学され、画家を目指されてたみたいで、 (実際は中途退学されてますが‥‥。) 絵に対しても造詣がおありですから、きっと人物画も茶碗のように いい出来なんじゃないですか。 一回の個展で、毛色の違う2つのジャンルの作品が味わえるんですから、 これはお得ですね。 先ほどの、同一人物かどうかのチェックも兼ねて、 是非、足を運んで欲しいですね。 『 安食ひろ(茶碗)・アジキヒロ(人物画)二人展 』 平成24年11月8日~11月13日 一畑百貨店 松江店5階美術サロン #
by tano4sou
| 2012-11-07 23:14
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島根県安来市の「加納美術館」では、7月より12月24日まで、 『備前焼 桃山から現代へ― 金重陶陽と安倍安人』展を開催しています。 備前焼“中興の祖”である金重陶陽の作品とメトロポリタン美術館にも収蔵される 安倍安人の作品が、展示されています。 片や細工物の香炉、片や彩色備前。 金重陶陽の細工物は、ホントに繊細で鳥や動物のディテールにもこだわって 作られていますし、茶碗等は美しいフォルムをしていて存在感に溢れています。 また安倍安人の作品は、彩色備前に見られるようにド派手な印象を受けますが、 実際その作品と対峙すると、意外なほど落ち着いた印象を与えてくれます。 作品のテイストは全く違うんですが、意外にも同じような印象を与えてくれることが ありました。 それは、どちらも 「品がある」 ということ。 細工の技術をひけらかすのでもなく、ただ派手な色を使ってるのでもない。 作品が、すぅっと心に入ってくるんですね。 なかなかそういう作品にお目にかかることはできませんし、特に、 安倍安人の作品は一度現物を見てみたいと思っていましたので、 見ることができて とても良かったです。 この加納美術館は、有名な足立美術館から中国山地に向かって車で10分ほど の場所にあり、周りは田んぼや山に囲まれた田舎の山間地にある美術館です。 規模も大きくありませんし、収蔵点数も少ないかもしれません。 でも、こと備前焼に関しては、充実した美術館と云えると思います。 まだ会期も一カ月半ほどありますので、是非足を運ばれてみては いかがでしょう。 「品のある」作品と対峙してみてくださいね。 詳しくは、加納美術館のサイトでご確認ください。 〈 加納美術館 〉 http://www.art-kano.jp/ #
by tano4sou
| 2012-11-06 22:05
| インフォメーション
先月22日のブログで案内した「佐藤定展」に先日、行ってきました。 で例の、あの作品、「備中神楽」を見てきました。 約3m×2m弱の大きさのP300サイズ。 本当に迫力あります。 備中神楽の舞を描いたものだとは思いますが、演目は分かりません。 サイズも小さいし、質感も再現できてはいませんし、非常に限られた画像では ありますが、見る人それぞれに感じとってみてください。 こういう時って、アレコレ言う必要ないですもんね。 それと今回の「佐藤定展」を見て感じたことは、佐藤定という画家の展覧会である と同時に、これだけのコレクションをした柚木平吉という人の展覧会(発表会)でも あるなぁ、ということ。 コレクションの油彩画全てに、付随した物語があるという事が、 それを証明しています。 事実、佐藤定さんは作品集のあいさつの中で、 『柚木氏発起35周年記念展』と記されていました。 やはり、人と人との繋がりがあってこそ、展覧会も開くことができるんですね。 私も陶芸家さんの力になれるよう、いや後押し、いやいや声援になれるよう、 「〈陶芸・焼き物応援ブログ〉やきもの見聞録」を続けていこうと思います。 #
by tano4sou
| 2012-11-05 23:26
| 出会った作家作品
今日も良い天気でまさに行楽日和。 各地で様々なイベントが行われてますが、各地の公民館でも、 公民館の各種講座で学んだことをお披露目する作品発表会、 「公民館まつり」「文化まつり」が開かれてます。 箱庭というには、ちょっと大きいかなという感じですけど、苔の上に ミニチュアの建物が点在していて、めっちゃオモシロかった。 端正な花器とか今の時節によくマッチしてる灯りなども、もちろん展示されて いるんですが、個人的にはこういうの好きです。 まずアイデアがいいし、自分で考えてやってる感が スゴク感じられる作品でしたから。 そこが何と言ってもイイです。 コピーじゃない、オリジナルってとこがね。 だから、陶芸や焼き物をただ単に置物にしたり、使ったりするんじゃなくて、 他のものと組み合わせて置いたり使ったりすることは、大事だと思います。 ある陶芸教室の先生も仰ってました。 「楽しんで陶芸をしましょう。楽しく作りましょう。」 そして、作ったものは 「楽しく使いましょう。」 と。 作るだけじゃなくて、使う事が大事。 気に入った作品ができても出来なくても。 ねぇ、この作品だとミニチュア建物を一堂に使ってますから、 存分に楽しんでるってことですね。 #
by tano4sou
| 2012-11-04 23:15
| 趣味のやきもの
久々、目が釘づけになりました。 おおよそ30㎝四方の角皿なんですけど、 なぜか一枚の版画のように思えました。 描かれてる鳥は「雁」かな~とふと思ったら、なぜか分からないけど 自然と、歌川広重の「月に雁」が浮かんできました。 また、大きな山やすすき(?)に注目したら、過去にTVで見た 「まんが日本昔ばなし」のようにも感じました。 もちろん、それらをイメージしたわけではないんでしょうけども、 実に心に響いた作品でしたね。 なかなか、ここまでの印象に残る作品に出合うことは、 最近では、珍しいです。 いいモノを拝見させていただきました。 尚、薄給の身の私にはちょっと手が出せないお値段でしたので、 今回は見送ることに。 ざんね~ん。 #
by tano4sou
| 2012-11-03 23:29
| 出会った作家作品
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