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細い線がきれいな、赤絵の茶碗が出来上がり。


まず、この赤絵の茶碗をご覧ください。


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で、どうですか。しっかり絵付けができてますよね。

ひとつは絵(線)の書き方がうまいこと。
もう一つは、焼成の仕方が良いこと。
その両方が相まって、良い絵付けとなってますね。

その絵付けですが、線がかすれてしまっていたり、という事はよく見受けられます。
この茶碗を描いた方も例外ではありませんでした。

でもそれがある時、キレイに描けるコツを掴まれたんですよ。

ご本人からお聞きしたんですけど、私の記憶もあいまいなところがあるんですが、
とても良い話だったので、ちょっとまとめてみます。


絵付けのコツは、ゆっくり描くこと。
焼き物の上に絵の具を置いていく位のイメージで描く。

絵具は筆の毛を伝って下りてくるので、それまでは、動かさないというぐらいの
感覚ですね。

筆を動かすのが早すぎると、結局カスレとかに繋ってしまうわけですから、
紙の上に描くような感覚ではうまくいかない、ということですね。

それは、線を描くのも面を塗るのも、同じ。

そのほんのちょっとした“間”が、大事なんですね。

描かれたご本人は、イイ “コツ”を、 掴まれたような気がします。
皆さん参考になさってみては、どうでしょう。
by tano4sou | 2012-06-23 23:58 | 失敗は成功のもと
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