鈴木五郎さんと云えば、アバンギャルドなフォルムで有名。 多くのマニア(信者と呼んでいいかもしれない)を抱える著名な作家さんです。 何を隠そう、私も好きな作家さんです。 とはいえ、作品はとてもじゃないですが買えませんけどもね。 メッチャ、お高いのでね。 何年か前に、今は廃番になった『つくる陶磁郎』という雑誌の付録に、 鈴木五郎さんのロクロ挽きのDVDが付いていた事があって、 そのDVDを見た時は、ものすんごい衝撃でしたよ。 ヘニャヘニャのもぐさ土を自由自在に挽いてるのを見てしまうと、 「あぁ、ろくろって簡単なんだ。」と思ってしまうくらい凄かったですからね。 それから、粘土を閉じてしまって風船状にしたり、粘土を途中で切って逆さにして、 繋ぎあわせたり、そりゃもう好き勝手にろくろを挽かれてました。 そんな鈴木五郎さんを愛してやまない方がいらっしゃったんですよね。 こういう作品を作られたんですよ。 いわゆる、鈴木五郎さんもどき、ってやつですよね。 作られたご本人が、そうおっしゃられてたんで、間違いないでしょう。 カラスの絵をモチーフにして書き込んだり、織部のような釉薬を掛けたりしてるとこが、 「もどき」っぽいとこでしょうかね。 (この釉薬が織部だとしたら、あんまし緑色が強くないですが‥‥。) 作るきっかけは「鈴木五郎さん」の作品だったかもしれませんが、 でももう完璧に作られた本人の作品となってますよね。 その方の色が全然出てますよね。 「じゃぁ、似てないから良くないの?」と感じられるかもしれませんが、 そんなことはないですよね。 自分のカラーが出る、というのはオリジナル作品を作っているという事ですから、 大いに褒められるべきことですよ。 いくら上手でも、コピー作品を作っていては意味がないですからね。
by tano4sou
| 2012-09-20 22:40
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